翔太くんと康二くん ページ34
Shota side
昨日タイミング良く電話ができそうだったので、名古屋に来てから初めてAに電話をかけた。
しかし一向に出ない。
珍しいなと思いつつ風呂かもしれないと思いしばらく待ったが、折り返しを待つうちに自分も寝てしまっていた。
5時に一度目が覚めた。
今日は夜公演だけなので少しゆっくりできると思いながら再び二度寝をして幸せを噛み締めていた。
・
・
・
「っぴー！」
「しょっぴー！」
どこかで誰かが俺を呼ぶ声がする…
ん〜…夢か…
康「しょっぴー！ちょっとー！Aさんから電話きとるでー！」
「んー……Aさんか…」
！！！？？？
ガバッと起き上がりキョロキョロ見渡す。
目の前には俺に携帯を差し出す康二の姿。
康「さっきからめっちゃ鳴ってるで」
翔「おまっ！勝手に見んなよ！」
康「見てへんよ！見えただけやん！」
確かにそうか…。
翔「だな、ごめん」
素直に康二に謝ってから急いで電話に出る。
翔『もしもし？』
『あっ！翔太くん？良かった…出てくれて』
翔『どうした？』
『どうしたって…メッセージ見た？』
翔『あ、ごめん見てない。今起きちゃった』
『そうだったの？おはよう笑』
翔『おはよぉ』
Aのおはように一気に目が覚め癒される。
『昨日電話くれてたのに、私寝ちゃってて気付かなくてごめんね？』
翔『全然いいよ。あ、そうそう。来週のことでちょっと話あってさ』
そう切り出そうとしたが、どうも横からの視線が気になってしょうがない。
チラッと見ると康二が目を輝かせて好奇心だらけの視線を俺に送ってくる。
無言で手で追い払う仕草をすると、本気で泣きそうな顔をするから、
翔「うそだよ！」
と言うと、
『なにが？』
と答えるA。
翔『あぁ、違くてこっちの話なんだけど…え？…何？
やだよ。無理。…は？ダメに決まってんだろ。ちょっと黙って？』
『……切った方がいい？』
やば！！
翔『違う違う違う！ごめん。今さ、隣に康二がいて、ちょっとうるさくて』
康「うるさいって何やねん！俺もAさんに挨拶したいって言うてるだけやん」
翔「なんでするんだよ。いいよ」
康「しょっぴーのケチ！」
そう言ってギャーギャーずっとうるさくてAとの会話に集中できない。
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R(プロフ) - sakiさん コメントありがとうございます！初めてのコメント、とっても嬉しかったです！少しでもご期待に応えられるよう、楽しみながら緩やかに更新していきたいと思います！これからもどうぞよろしくお願いします！ (2021年8月1日 15時) (
レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
saki(プロフ) - はじめまして！！翔太くんの話と気になり、一気読みしてしまいました！！翔太くんとヒロインちゃんの関係がとっても大好きで、文章もとっても読みやすいです！名古屋編のホテルでは2人のイチャイチャも見れるのかなと勝手に期待してます！更新頑張ってください！ (2021年7月31日 23時) (レス) id: f85547084c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R
| 作成日時：2021年7月26日 11時
