私のセコムがしつこすぎる件について【ツイステ】

Thirteen ページ16

「え!?Aって、あのA先輩!?」


「嘘だろ!?」


私は余程有名なのか知らないけど、手元に赤いハートが描かれた男の子とスペードが描かれた男の子が驚いているが今はそんな場合じゃない


後でゆっくりとね、とだけ言って皆で構える


「皆、来るぞ!」


『先頭は私に任せて!』


トレイの一声で全員戦闘態勢に。次から次へと向けられる攻撃は正直の所防ぐので手一杯


しかも私は昨日タルト作りで魔力を使って数時間しか寝てないしここに来る途中でも使ったからまだブロットが残ってる。なるべく魔力を使わず攻撃を交わして近付かないと


『休む暇がないな…』


次から次へと向けられる攻撃。いくらトレイが上書きしてるとは言え限りがある。範囲外のものは容赦無く私達へと降り掛かる


「いでよ、大釜!大釜!」


「どるぁ!」


「グリム!次は右!」


「ふな"〜!」


「くっ…」


「トレイ、集中して!」


皆が後ろで頑張ってる…先頭にいる私が少しでも攻撃の手が減るように、少しづつリドルの魔力を削って…


「ｯ!!A、後ろ!」


『!あっぶな…ありがとうトレイ!!』


前からの攻撃に集中しすぎて後ろからの攻撃に気付けなかった…咄嗟に地面を蹴り上げ空中で一回転し着地


『隙が無さすぎる…あれじゃリドルの魔力が尽きるのも時間の問題…』


「ｱﾊﾊﾊ!全員ボクに平伏しろ!!」


『ｯ…リドル!もうやめて!!』


「ｱﾊﾊﾊ、ｱﾊﾊﾊﾊﾊ!!!!」

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