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君と喋りたい3 ページ47

 



 
急いで当たりを見回してみると薄く紫がかった結界の様な膜が円の線に沿ってドーム型に貼られていた




………これ、Aの…?




 



 



 

貴方「さ、何か喋ってみてください?1発死ねとでも」



狗巻「おかか!!?」



貴方「なに渋ってんだよ、試さねぇと分かんないだろ」



 


 


綺麗な顔してるのに口調と性格が少し残念……というかその文字選び…もしかして確証がないの!?そんな中テストとして死ね…って





流石五条先生とおじさんが一目置いてる子……





 



 


ジーッと穴が開く勢いで僕を見つめてくるA





うぅ………目が死んでるからこうやってガン見されると少し怖い!




 



けど確かにやってみなくちゃ分からない……仕方ない、よね








本当は嫌だけど、仕方ないからと腹を括って地面に座り込むAの目の前に僕も座って、口を開く







どうか、どうか成功していますように……!!





 




 



 



狗巻「“死ね”」






 



貴方「……………呪力乱れ感知無し、俺の呪力は正常で狗巻先輩の呪力も向上されていない…






良し、成功した」











数秒怖くて目をつぶっていたけど、そんなAの言葉と共に頭に乗った温もりに目を開けた







するとそこにはさっきと何も変わらないAが顎に手を当てて僕を見て疼いている姿があった






 



 




ぁ………って事は…ホントに……!!








 


 



狗巻「だ、大丈夫……?僕……喋っても……」





貴方「死んでないから問題無いだろ、この結界内ではだが」






狗巻「!!!!」








 



 



 




ギュウッッ




 



 



 


貴方「っと………え、何触らないでくれます?気色悪い」




狗巻「ありがとうA、喋らせてくれて本当にありがとう……!!!」










歓喜のあまりAを抱き締める




もう諦めてた普通の会話







でもたった一人の後輩のお陰で僕はまた普通の子のように喋る事が出来た





なんて嬉しいんだろう






 



 


 

貴方「………そんなに喋りたかったんですか?」




狗巻「うん…ふとした拍子に発動して誤発する時があるから………ずっとおにぎりしか喋れなくて





だから今とても感謝してる、ありがとうA!」








貴方「………喋るの、そんなに嬉しいんですか?」




狗巻「うん!!!」




 

 

 



 




 



Aは僕の恩人だ

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朔夜(プロフ) - ひぅ!!感激です(´;ω;`)ありがとうございます!!!わがまま叶えて下さりありがとうございました!(´;ω;`) (2021年11月20日 0時) (レス) @page9 id: 26719b6b9f (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - 朔夜さん» 成程、分かりました!本編のネタバレにならない程度にやってみます!初めましてでリクエストして下さって嬉しいです!! (2021年11月19日 1時) (レス) id: 5a1541447c (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 主人公がもし夏油傑側だったらとか読んでみたいです……|´-`)チラッ 初めましてで図々しいのですが(´・ω・`) (2021年11月18日 11時) (レス) @page7 id: 26719b6b9f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2021年11月18日 10時

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