君と喋りたい ページ45
貴方side
貴方「えっ喋りたい?……もしかしてお握り語録を介さずに、ですか?」
狗巻「しゃけ……!」
心底驚いた
こんな夜遅い時間に俺があの先輩達と初めて会った所の場所で本を読んでいたことを知っている事にも
狗巻先輩が起きていて息を切らしながら俺に駆け寄ったことも
普通を喋りたいと願い俺の服を掴み縋るその姿にも
貴方「……何故、それを俺に?呪言なら俺より五条先生や甚爾さんの方が詳しいですよ」
階段から立ち上がり本をポケットにしまって俺より幾分か小柄な狗巻先輩を見下ろす
あの二人は火を見るより明らかに俺よりも呪いに関してはエキスパートだ、伊達に呪術校の先生をしているだけあるからな
狗巻「いっいくら…!高菜!!」
貴方「!五条先生が俺を……?」
あのクズ教師何を考えているんだ?俺はまだ呪術師になってから一ヶ月程しか経ってないというのに……
……ふむ、だがあのクズが態々俺の方に寄越してくるとなるときちんとした理由がありそうだな、無鉄砲だが理由は存在しているのが五条先生だし
うーん……否待て、これはある意味俺の術式の限界を知れる良い機会かもしれない
狗巻「しゃけ……おかか…?」
貴方「………狗巻先輩の言葉を聞いてたら少しお腹空いてきたな、すまないが焼きおむすびを作ってきてくれませんか?」
狗巻「めんたいこ?しゃけ!!」
貴方「大丈夫、これは前報酬ってやつですよ」
承諾の意を込めてそう言い先輩の頭に手を置けば、嬉しそうに笑ってダッシュでその場から寮の方に走って行く
どんだけ喋りたいんだよ……良く理解出来ないな
口は災いの元と言うのに
……さて、困ったものだな
貴方「全く五条先生も人が悪い
“狗巻先輩のため”じゃなく“俺の進歩のため”に俺に先輩を寄越して行動を促すなんて」
まぁ良い機会だしやってみる価値があるから別に俺は構わない
けど狗巻先輩は俺とは違って人間らしくて純粋で子供っぽい所がある、この事を話したらきっと多少傷付くだろうから言わないでやろう
呪言、は俺にはあまり関係なくとも俺の血筋に多少なりとも縁があるからな
五条「物部と呪言、ねぇ…反応が楽しみだ」
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朔夜(プロフ) - ひぅ!!感激です(´;ω;`)ありがとうございます!!!わがまま叶えて下さりありがとうございました!(´;ω;`) (2021年11月20日 0時) (レス) @page9 id: 26719b6b9f (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - 朔夜さん» 成程、分かりました!本編のネタバレにならない程度にやってみます!初めましてでリクエストして下さって嬉しいです!! (2021年11月19日 1時) (レス) id: 5a1541447c (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 主人公がもし夏油傑側だったらとか読んでみたいです……|´-`)チラッ 初めましてで図々しいのですが(´・ω・`) (2021年11月18日 11時) (レス) @page7 id: 26719b6b9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2021年11月18日 10時