やっぱりね ページ26
リンside
まともにこの街を見るのは初めてかも知れない
リヴァイについて来たら大勢の人で賑わう市場だった
リン「リヴァイ、何を買いに来たの？というかどうして私を連れて来たの？」
リヴァイ「どうせ暇だろ。それに、この町について知ってても損は無ぇだろ。」
リン「…ソダネー。」
返す言葉が見つからない
リン「あ、そうだ！
さっきペトラから聞いたんだけど、この辺にすっごく評判の良い占い師さんが来てるんだって！
帰りに寄ってもいい？」
リヴァイ「時間があったらな。」
そっけない返事をしてリヴァイがお店に入った
何の店だろう
リン「(…って掃除道具かーい！何となく予想はしてたけど。
普段より目がキラキラしてる！！)」
箒を手に取りその場から動かなくなった
リン「(…………しばらく掛かりそうだな 。
近くのお店でも見てようかな……ん？)」
向かいの店の傍にある薄暗い路地で女性が複数の男性に絡まれているのが目に入った
考えるより先に身体が動いていた
リン「何してるんですか。」
男達はこちらに目を向ける
5人 。体型は大柄で悪人面ばかりだ
一番図体のでかい奴が答える
男「何だ？クソガキ。殺されたくなければ金を全部置いてお家に帰るんだなぁ！」
やはりカツアゲか…
女性はフードを深く被っている為よく見えないが
嫌がっているのは明らかだ
リン「その方を離してください。貴方方みたいな汚い手で触られるのは可哀想だって言ってるんですよ。」
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作者名：モノくろ | 作成日時：2018年4月5日 16時
