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アンside
海軍本部に戻った私は、休暇中に溜まっていた仕事を淡々とこなす
アラバスタの件以来、センヤとの間にはどことなく距離が出来たみたいだった
無理もない
私は…海賊を見逃したのだから
ヒュウもなにかしら思う事はあるのだろうが、あえて何も言わずいつも通りだった
私達の間には以前のような信頼関係はなく、どこか不安定な状態であった
けれどそれを気にしている時間などない
私には…やらなければならない事があるから
山積みになっていた書類に一通り目を通し終えた私は、自室から出てある部屋へと向かう
ーーー"情報処理室"
コンコンッ
「どぞ」
ガチャ
「これはこれはアン中将。あなたがここに来るなんて珍しい」
部屋の中の椅子に腰掛けていた、ビン底メガネをかけた小柄な男が私の姿を見るやいなや驚いた様子を見せる
アン「その言い方はやめて、ククル。ちょっと聞きたい事があってね」
私はククルの隣の、空いた椅子に腰掛ける
アン「白ひげ海賊団の事なんだけど」
私がそう言った瞬間、ククルの瞳が一瞬揺らいだことに気づく
だがククルはそれ以上は一切表情を崩すことなく、飄々と返す
ク「あぁ…ロジャーが居た頃は随分と世の中を騒がせたが…今じゃ大きな事件で名が出て来ることはまずないな。ところで…」
ククルが敢えて話題を晒そうとするのを遮る
アン「休暇中に白ひげ海賊団の2番隊隊長に会ったんだ」
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丸子(プロフ) - みきさん» とても励みになるお言葉ありがとうございます！更新頑張ります^_^ (2018年10月25日 9時) (
レス) id: 6577423cdc (このIDを非表示/違反報告)
みき - スッゴく続きが気になります。更新お願いします。 (2018年10月24日 22時) (レス) id: 4c123f987b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：丸子 | 作成日時：2018年5月30日 20時
