ちゃんと言わせて ページ40
『え、ユノヒョン？』
『そう。ユノさんのは、ロゴが目立つデザインなんだよ！』
明るくそう言うAに、チャンミンは口を尖らせる。
『なんでAさんが、ヒョンにプレゼントしますか？』
『私とユイちゃんからだよ？』
『どうして２人からプレゼントしますか？』
Aは1つ大きく深呼吸をすると、誕生日だったから、と話す。
『ユノさん、最近誕生日だったから。そのプレゼント。3人でお揃いのものを使うって、素敵だなって思って。』
誕生日という言葉に、チャンミンが少し反応したのが分かった。
『そうですか！それなら納得です！』
さっきのAのように明るくそう言うチャンミンの手を取ると、Aは手を繋ぐ。
『チャンミン。』
名前を呼ぶと、視線を上げたチャンミンと目が合う。
『チャンミンのお誕生日、知らなくてごめんなさい。おめでとうをちゃんと言えなくて、本当にごめんなさい。』
悲しそうな表情のAに、チャンミンは慌てる。
『Aさん！いいんです！言ってなかったし、ぼくは韓国だったし、それにほら！100日記念日もあったばっかりだったから！』
『ううん、聞かなかった私が悪いの。本当にごめんね。』
『Aさん…』
『遅くなっちゃったけど、ちゃんと言わせて？』
Aは、チャンミンを見て微笑む。
『チャンミン、お誕生日おめでとう。この１年も、チャンミンが楽しくて、幸せで、ずっと笑顔でいてくれたら嬉しい。』
『ありがとうございます！Aさんがいてくれたら、ぼくは楽しいし、しあわせだし、笑顔でいられますよ！』
Aをギュッと抱きしめると、Aの腕が背中に回る。
『はぁ。こうやってAさんを抱きしめるだけでも、ぼくはすごくしあわせ。』
『…ほんと？』
『うん、ほんとです。』
『…抱きしめるだけで、いいの？』
その言葉に、チャンミンは身体を離し、Aを見つめる。
『Aさん、きょう、どうしましたか？』
やっぱり今日のAは、なんだかいつもと違う。
チャンミンに見つめられたAは、座って上にあがってくるシャツのすそを押さえながら、何だかそわそわしている。
『あの…あのね、チャンミン…私…その…誕生日のプレゼント…』
『Aさん、パスポートケースもらいましたよ！あれは、100日記念日と誕生日のプレゼントです！』
誕生日プレゼントが無いと気にしているのかと思ったチャンミンは、優しくAにそう言う。
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あや(プロフ) - ありがとうございました。早速読みました。この先どうなるのかとっても気になります。楽しみに更新待っています。 (2018年3月24日 7時) (
レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - あやさん» あやさん、こんにちわ！4章のパスを外しました☆ぜひ、お話を楽しんでくださいね♪ (2018年3月23日 16時) (レス) id: 78e85aba12 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ありがとうございます。待っています。パスな外れる時をドキドキしながら。私も物語の中にダイブしたいです。 (2018年3月9日 19時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - あやさん» あやさん、読んでくださりありがとうございます！思いやれる相手、いいですよね☆パスのついている４のお話は、いま下書き中になっています。準備ができましたら、公開しますね！もう少しお待ちいただけると嬉しいです☆ (2018年3月7日 12時) (レス) id: 78e85aba12 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 毎回楽しみに更新を待っています。この先が、ドキドキです。パスワード教えてください。私も相手のことを思い愛される人になりたい。自分をプレゼントいいなぁ〜 (2018年3月7日 7時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむ | 作成日時：2017年12月18日 1時
