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1 銀髪の侍 ページ1
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「ん?あれは…」
ある雨の日、することもなく町をふらついていると、前に土方君の姿が見えた。
その横顔がいつも見る顔とは違い、少しばかりの笑みを浮かべていたのが気になり、ついていくことにした。
すると、
「十四郎さん!」
と一人の女がそいつに近付き、話し掛けていた。
「A。待たせたな」
「私も今来たところなんです!早く早く」
「はいはい」
意外な一面を見てしまった。
…土方君も隅に置けないねェ。
なんて思ってると、二人はどこに行くわけでもなく、どうやら雨宿りをしているだけのようだった。
…傘を持っているのに、だ。
「今日は久し振りに雨が降りましたね」
「そうだな」
それでも、二人は楽しそうに話をしているのが印象に残った。
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作者名:土方美零 | 作成日時:2018年10月5日 21時