元通り ページ2
*
「…ふわぁ…」
欠伸を噛み締め、書類仕事に没頭した。
すっかり風邪は治ったが、総悟の様子がおかしかった。
お礼を言おうと顔を合わせたら、何となく視線を逸らされた気がして少し気になった。
…それにしても、
「…何で泣いてたんだろ」
目を覚ましたら私は涙を一粒流していたのだ。
怖い夢でも見たのかと思い出そうとしたが、何も思い出せなかった。
「ま、良いや」
気になるのは山々だが、今は仕事だ。
・
「よし、終わった」
もう一度書類を見直して、間違いのないことを確認したら土方さんに届けるように言われたのだ。
早速紙を持って部屋から出ると、
「きゃっ…」
人にぶつかってしまった。
目を開けると、誰かが私に覆い被さっているのがわかった。
どうにか顔を動かすとそこには
「そ、総悟!?」
総悟の顔が見えた。
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桜葉(プロフ) - 土方美零さん» はーいっ!!楽しみに待ってます!! (2019年5月12日 3時) (レス) id: 4abc1515c0 (このIDを非表示/違反報告)
土方美零(プロフ) - 桜葉さん» 返信が遅くなり申し訳ありません。続きも楽しんでいただけたら嬉しいです! (2019年5月4日 22時) (レス) id: 4eef42f134 (このIDを非表示/違反報告)
桜葉(プロフ) - 続きが楽しみです!!更新待ってます!ペコリ((・ω・)_ _)) (2019年4月20日 13時) (レス) id: 4abc1515c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:土方美零 | 作成日時:2018年12月31日 10時