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05.白に包まれて ページ13

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今日は郊外にある

結婚式場で撮影をする。









結婚式をイメージした

MVを撮影するため、






メンバー全員がタキシードを着て、

新郎姿に。









「何回か着たことあるけどさぁ…

やっぱちょっと恥ずかしいよね、こういうの」


「俺らザ・アイドルみたいなの慣れてないもんね」









恥ずかしい!

と苦笑いのメンバーに



心の中で 何度も何度も

首を縦に振る。









…何かちょっとだけ

恥ずかしいっていうか、

照れ臭いっていうか…









「なんか特別な感じするよね、

こういう場所でこういう格好するのって」


「わかる。なーんか背筋伸びちゃうし」









メンバーの話す通り、

少しだけ背筋が伸びてる



自分に気づいて

それにまた照れ臭さを感じる。









この調子だと、

演技ではなく 普通に




カメラの前で照れそう…









そんな気持ちを、






本物の結婚式場で

真っ白な新郎姿になってるから




気持ちにも変化が

現れたのかもな…








なんて冷静に分析して

気持ちを紛らわせてみたり。









あとは、メンバーに

ちょっかいを出して




ただただ、

撮影が始まるのを待つ。









撮影が始まる頃には

新郎姿にも慣れて、







撮影は順調に

こなせていた。









…が、さらなる敵が。









「うぅ〜〜!」


「さっむ!」









まだ1月上旬。




真冬の気温と強い冷たい風が

俺たちを襲う。









カメラが止まった途端、

聞こえてくるのは





メンバーの唸る声。









さっきの背筋の伸びは

どこへやら、




あまりの寒さに

ほぼメンバー全員が猫背に…。









それでもしっかりこなし、

一旦休憩に入る。









「熱いお茶飲みたい…激アツのお茶…」


「うっわ…風冷たすぎるって…早く戻ろ」









メンバーは控え室に戻っていく中、

俺はスタッフさんに混じり




教会の中に入った。









.

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茉莉花(プロフ) - しおぱまさん» ありがとうございます!読者様に楽しんでいただけるような作品を目指していくのでこれからもよろしくお願いします^^ (2017年2月15日 0時) (レス) id: 1e53697028 (このIDを非表示/違反報告)
しおぱま(プロフ) - 今回は短編集ということで、茉莉花さんの書く様々な藤北が見られそうで嬉しいです、!更新大変だと思いますが頑張ってください! (2017年2月13日 16時) (レス) id: 21c0d8b98c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茉莉花 | 作成日時:2017年2月13日 0時

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