07.酒に呑まれて ページ21
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「たいすけ〜ただいまぁ」
［ 飲み会に誘われたから遅くなるかも ］
そう連絡が入ってから数時間後、
玄関から俺を呼ぶ声が聞こえた。
今日は玄関まで迎えに来てほしい日らしい。
「おかえり。うわっ…ふふ、どうしたの？」
「えー？なんでもなぁーい、んははっ」
急いで玄関先に向かうと、
ふにゃっと笑って抱きついてきた。
理由を尋ねたら、楽しそうに笑ってるから
ただ単に甘えたくなったんだろうな
「いっぱいお酒飲んできたの？水飲む？」
「んー、飲んだかなぁーわかんねっ
たいすけ水ちょーだい？」
「…っ、ちょっと待ってね」
ちょっと…いろんな意味でちょっと待って…
上目遣いで首こてんって傾けて
水ちょーだい？なんて甘えた声出されたら
俺の理性の半分くらいは一瞬で吹き飛ばされる
こういうこと無意識でやるんだもんなぁ…
心配で仕方ない
「はい、どうぞ」
「ありがと〜」
「たいすけさぁ、今日何食べたの〜」
「俺？俺はね、おそば」
「えー俺もそば食べたーい」
「じゃあ今度一緒に食べよっか」
「ふふっ、」
おすすめのお店連れてってあげる、
そう言ったらふにゃふにゃあっと頬を緩ませた。
「たいすけぇ、」
「んー？」
「ぎゅってしてー」
「はい、ぎゅー」
少しだけ酒の匂いがするひろを
要望通り、ぎゅっと抱きしめてやれば
満足そうな声が聞こえた
…かわいいなぁ
なんて思っていたら
微かに聞こえるドクドク…という心臓の音。
もしかして…
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茉莉花(プロフ) - しおぱまさん» ありがとうございます！読者様に楽しんでいただけるような作品を目指していくのでこれからもよろしくお願いします＾＾ (2017年2月15日 0時) (
レス) id: 1e53697028 (このIDを非表示/違反報告)
しおぱま(プロフ) - 今回は短編集ということで、茉莉花さんの書く様々な藤北が見られそうで嬉しいです、！更新大変だと思いますが頑張ってください！ (2017年2月13日 16時) (レス) id: 21c0d8b98c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉莉花
| 作成日時：2017年2月13日 0時
