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朝三時半。
私は必死に重たい瞼を落とさないよう車を走らせる。
『ここを右…右…左…………頭痛い』
今すぐにでも帰りたい。
でも、仕事だから帰れない。
覚悟はしていたけど、まさか最初からこんな早くに起きるなんて…。
『相葉さんの家、何処……？』
慣れない道を不慣れた運転をしながら彷徨う。
朝一番の仕事は、相葉さんと櫻井さん。
相葉さんの家に櫻井さんが泊まりに来ていると聞いた。
二人は、朝焼けをバックに雑誌の表紙を飾るらしい。
『………はぁ』
時間にまだ少し余裕がある為、近くの駐車場に車を停め休憩。
私は昨日帰り際に相葉さんから貰った、LINEのIDが書いてあるメモを直接触らずにまじまじと見た。
……追加なんて、できるわけ、ないじゃん。
馬鹿なの？
スマホを起動させLINEの「友だち」を見る。
友だち 36
知り合いかも？ 1
『私って本当友達少な…』
改めて私は人間関係を上手く築くことが出来ない自分に嫌気がさす。
良い友達とも出会ったけど、やっぱり、人と関わるって苦手。
『早く、行かなきゃ……』
エンジンをかけ、車の窓を開けてみる。
少し車を走らせると、鼻腔を優しく刺激してくる、ほんのちょっと朝が混じった夜の香り。
スマホからは相葉さんとのトーク履歴の画面が鈍く光を放っている。
「追加する」の文字がやけに目に焼きついた。
・
・
『着い、た？』
家の前に車を停め、外に出てみる。
ここが相葉さんのお宅…？合ってるのかな…。
インターホンを鳴らそうと私は敷地に入った。
『……ッ』
…やっぱり、気持ち悪い。
男の人が住んでいる家の敷地って、泥沼みたいな、蟻地獄のような。
誰かに見られている、というか…。
ベットリとした感触が身体全体に塗りたくられる。
『なんか、足取り重たい……』
ありもしない毒を持った蔓が私の足に絡みついてくる。
一歩踏み込むたびに寿命が縮むような気がした。
やっとの思いでインターホンの目の前までやってくる。
インターホンを押したいが、身体がお得意の拒絶反応を起こした。
沢山の男の人が、触った、インターホン…。
『いっ、いや、駄目！考えないって心に決めたじゃない！』
私は固唾を飲むと、ほぼ殴る勢いでインターホンを押した。
しばらくして、扉が開く。
櫻井『は〜い、なに』
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ゆめ - すごく面白い作品！！3年も経っているのに突然すいません、、、もしかしたらもうここ自体を辞めてしまっているかもしれませんが、更新楽しみにしています！！ (2020年12月2日 16時) (
レス) id: 49abb5db6b (このIDを非表示/違反報告)
櫻まり - この作品、とても面白いです！更新待っているので自分のペースで無理せずに頑張ってください♪ (2017年12月14日 2時) (レス) id: 372a2ea08d (このIDを非表示/違反報告)
ﾏｰﾒｲﾄﾞ - 何回も読みたくなるほど、素晴らしい作品で私のお気に入りです♪リクで主人公ちゃんの男性恐怖症が治り嵐と仲良くして行くのが見たいです!!更新楽しみに待ってます!!だんだん寒くなってきたので、身体に気をつけて頑張ってください(^^)応援しています(^o^)/ (2017年10月17日 0時) (携帯から) (レス) id: fa8cf9b19a (このIDを非表示/違反報告)
Chiba(プロフ) - みぃこさん» コメントありがとうございます！こちらも誤字脱字が無いかハラハラしながら書かせてもらっています！これからもみぃこさん初め、たくさんの読者様にハラハラしてもらいます(ゲス) (2017年9月10日 12時) (レス) id: d6c2fd72ef (このIDを非表示/違反報告)
みぃこ(プロフ) - こんばんは☆ドキドキしながら読ませてもらってます(^-^)これからの更新も楽しみにしてます(*^^*) (2017年9月9日 20時) (レス) id: 22f30ee0ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chiba | 作成日時：2017年7月23日 14時
