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櫻井「……は？お前…寝返ったのか？」
満更でもない狼狽えた表情で乾いた笑みを落とす櫻井さん。
その目に冷静さは無かった。
相葉「裏切ってないよ」
櫻井「嘘つくなよ…じゃあなんでコイツの手助けしてんだよ、らしくねーじゃん…なァ？相葉」
相葉「…………」
相葉さんはチラリと私を見る。
……何よ、その目は。
同情なんかしないで…。
私は、そんなんじゃない…。
私は可哀想な…同情されるような人間じゃないッ！！
相葉「…勿論、マネージャーなんて嫌いだよ。下手したら、女性自体が嫌い」
ちくり、と胸が痛むのと同時に。
大きな恐怖が私を襲った。
女性が、嫌い…。
………………いつ殺されても、おかしくない。
“いつ、君を殺そうかな”。
そう遠回しに言った気がした。
櫻井「だよな、じゃあなんでだ」
相葉「Aちゃんに些細な希望を持っているからだよ」
『………え』
些細な…希望？
え、ヤダヤダヤダ。
ふざけてる、ふざけてる、ふざけんな！！！
『や、やめて下さいよ…本当ッ……期待とか、希望、とか………重いから……荷物だからッ……！！』
喉に言葉が突っかかるが、何とか口に出す。
俯いた顔は上げることを知らないまま。
二人の顔を…見れない。
櫻井「……あーあ。本当お前には呆れた。やっぱ信じるんじゃなかった」
櫻井さんはわざとらしく嘲笑し、私と相葉さんを舐め回すように見て、また、笑った。
その態度にさすがに相葉さんも腹を立てたのか、いつもより低いトーンで櫻井さんに詰め寄る。
相葉「信じるんじゃ無かった？何言ってんの、お前。最初からお前の事なんて、信じてねえよ」
突っ掛かりながらも「信じてねえよ」という言葉を、きっと、ちょっとだけ罪悪感を持ちながらも彼は言い切った。
櫻井さんは少しだけ眉を動かすと、また笑った。
今日は、よく、笑う、なあ。
櫻井「………お前は変わったよ。勿論俺も。結局信じられんのは……自分だけだ」
お互いがお互いを軽蔑し、しかし干渉する。
なんとも奇妙で脆く恐ろしい光景なんだろうか。
私は無意識に息を止め。
固唾を飲んだ。
私は怖くて動けないのもあるんだろうけど。
危ない好奇心の方が強かった。
カメラマン「２いきまーす、準備してくださーい」
カメラマンの声に耳を傾け、やっとこの重々しい雰囲気から抜け出す三人。
相葉「……足引っ張ったら殺す」
櫻井「俺の台詞だ。調子乗んな、クソが」
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ゆめ - すごく面白い作品！！3年も経っているのに突然すいません、、、もしかしたらもうここ自体を辞めてしまっているかもしれませんが、更新楽しみにしています！！ (2020年12月2日 16時) (
レス) id: 49abb5db6b (このIDを非表示/違反報告)
櫻まり - この作品、とても面白いです！更新待っているので自分のペースで無理せずに頑張ってください♪ (2017年12月14日 2時) (レス) id: 372a2ea08d (このIDを非表示/違反報告)
ﾏｰﾒｲﾄﾞ - 何回も読みたくなるほど、素晴らしい作品で私のお気に入りです♪リクで主人公ちゃんの男性恐怖症が治り嵐と仲良くして行くのが見たいです!!更新楽しみに待ってます!!だんだん寒くなってきたので、身体に気をつけて頑張ってください(^^)応援しています(^o^)/ (2017年10月17日 0時) (携帯から) (レス) id: fa8cf9b19a (このIDを非表示/違反報告)
Chiba(プロフ) - みぃこさん» コメントありがとうございます！こちらも誤字脱字が無いかハラハラしながら書かせてもらっています！これからもみぃこさん初め、たくさんの読者様にハラハラしてもらいます(ゲス) (2017年9月10日 12時) (レス) id: d6c2fd72ef (このIDを非表示/違反報告)
みぃこ(プロフ) - こんばんは☆ドキドキしながら読ませてもらってます(^-^)これからの更新も楽しみにしてます(*^^*) (2017年9月9日 20時) (レス) id: 22f30ee0ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chiba | 作成日時：2017年7月23日 14時
