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櫻井「………は？」
私が突き飛ばしたせいで、バランスを崩し一歩後ろに下がった櫻井さん。
その表情に含まれているものは、怒りだけ。
そして物凄い剣幕で私に詰め寄った。
櫻井「……テメェ、何調子のってんだよ」
『……す…み……ませ……』
櫻井「聞こえねえよ！」
『ッ………！！！』
喉が渇いている。
身体中に電気が流れて少しでも動く事が許されない。
目が泳いでいる。
声が遠く感じる。
怒らせたの？私。
男の人を。
怒らせた。
櫻井「おい、黙ってんなよクソが。俺を突き飛ばしてその態度は何だって言ってんだ」
『ッごめんなさ、ごめん、ごめんなさい、ごめんなさい』
櫻井「なんでお前なんかと1年一緒に活動しなきゃなんねーんだよ」
『ごめんなさい……ごめんなッさい……ごめんなさい…』
櫻井さんが私を同じように突き飛ばそうとする。
……やだ、また。
また…！！！
『ごめんなさい……ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいッ』
私は無我夢中に必死に首を左右に振る。
こないで、こないで。
・
・
『ッ！！』
ハッと一瞬に現実に引き戻される。
肺に一気に酸素が入ってきた。
………落ち着け、自分。
私に紫と黒の液体なんて入ってないし、電気なんて流れてない。
幻だよ、全部。
……全部？
私は冷や汗をかきながら左の手首を見た。
相葉「ごめんAちゃん……落ち着いた？」
相葉さんが、手首を握っている。
私はヒュッと喉を鳴らしてから、相葉さんの手を弾いた。
『っはぁ……はぁ、はぁ…』
荒い呼吸。
流れるように周りを見渡す。
カメラマンも、メイクさんも…マネージャーさんも。
みんな、こちらを注目していた。
だけどその目はどこか冷静さがあり、まるで何度もこの光景を見た事があるかのような。
相葉さんは弾かれた手を見て眉間に皺を寄せたが、悲しい顔を作って私に語りかけた。
相葉「Aちゃん、大丈夫？」
『…………ッ』
大丈夫なわけ、ないだろう。
知っていて聞いているのか、お前は。
怒りが湧いてくる。
早く、早く…この空気を！！
相葉「迷惑かけてすみません、続けましょう！」
思わず相葉さんの顔を見た。
周りの人たちがどよめく。
「急に真面目に」「あんな相葉さん」。
途切れ途切れに聞こえる話し声。
みんな渋々再開したが、ただ一人。立ち尽くしている男。
一番驚いていたのは、櫻井さんだった。
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ゆめ - すごく面白い作品！！3年も経っているのに突然すいません、、、もしかしたらもうここ自体を辞めてしまっているかもしれませんが、更新楽しみにしています！！ (2020年12月2日 16時) (
レス) id: 49abb5db6b (このIDを非表示/違反報告)
櫻まり - この作品、とても面白いです！更新待っているので自分のペースで無理せずに頑張ってください♪ (2017年12月14日 2時) (レス) id: 372a2ea08d (このIDを非表示/違反報告)
ﾏｰﾒｲﾄﾞ - 何回も読みたくなるほど、素晴らしい作品で私のお気に入りです♪リクで主人公ちゃんの男性恐怖症が治り嵐と仲良くして行くのが見たいです!!更新楽しみに待ってます!!だんだん寒くなってきたので、身体に気をつけて頑張ってください(^^)応援しています(^o^)/ (2017年10月17日 0時) (携帯から) (レス) id: fa8cf9b19a (このIDを非表示/違反報告)
Chiba(プロフ) - みぃこさん» コメントありがとうございます！こちらも誤字脱字が無いかハラハラしながら書かせてもらっています！これからもみぃこさん初め、たくさんの読者様にハラハラしてもらいます(ゲス) (2017年9月10日 12時) (レス) id: d6c2fd72ef (このIDを非表示/違反報告)
みぃこ(プロフ) - こんばんは☆ドキドキしながら読ませてもらってます(^-^)これからの更新も楽しみにしてます(*^^*) (2017年9月9日 20時) (レス) id: 22f30ee0ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chiba | 作成日時：2017年7月23日 14時
