105(理想主義者と少女) ページ14
〜過去〜
国木田side
国｢ﾊｧ…｣
蒼き王の事件は終わった…五人の刑事を犠牲にして
これは俺の失態だ…もう少し考えて行動していれば
国｢俺に…探偵社員の資格はない｣
公園のベンチに座り探偵社を辞めることを決意した…その時
少女｢ﾁｯ先客がいたか｣
国｢ｯ！！…誰だ？こんな時間に子供が一人で何を｣
少女｢私だってさっさと帰りたいが…肝心な"馬鹿"がどっかいったんだよ｣
口調が悪くフードを被っているが声の質からして少女だという事はすぐにわかる
国｢…そうか…なら早く親を……｢おい｣…なんだ｣
少女「……お前アレだろ？蒼き王のアジトを特定した探偵社員…名は…"国木田独歩"」
国｢！？｣
此奴は何者だ！？…なぜ俺の名を
少女｢警戒すんな、めんどくせえから｣
国｢俺に何の様だ｣
少女｢別に要はない…お前の事なんか私には関係ねぇしな｣
ならなんで声をかけたんだ！？
少女｢だが失敗だな…刑事5人を犠牲とし蒼き王も死亡…お前は責任を感じて探偵社を辞める…ってとこか？｣
国｢貴様っ…何処まで知ってる…｣
少女｢今話したので全部だが…本当に辞めるのか？｣
何が云いたい？
少女｢探偵社員、国木田独歩は今回の件に責任を感じて退職…私には逃げたとしか考えられねえな｣
国｢何？…俺はｯ！！｣
少女｢あってるだろ…テメェは自分が探偵社を辞める事で自身を正当化し前に進もうともせず逃げた…｣
国｢ｯ…｣
図星だ…コイツの云うとおり俺はｯ…
国｢ならどうすればいいｯ！？…人を護るのが仕事のはずなのに俺は逆に人を死なせたｯ！！こんな俺に人を救う価値なんかｯ｢甘ったれるなｯ！！｣ ｯ｣
少女｢どうすればいいだぁ？そんなの自分で考えろｯ！！そんなメソメソしている暇があったら二度とテメェが後悔しない道を見つけ出せｯ！！その為のテメェの理想だろ？今のお前は本当にそれでいいのか？｣
国｢ｯ！！｣
その言葉が俺の胸に突き刺さる…
俺の理想…それは俺の道標だ…二度と後悔しない道を歩むための…
国｢そうか……おいお前…！？｣
俺が顔をあげた時…その少女の姿は既にいなかった…まるで幻だったかのように
だが…少女に助けられたのは紛れもない事実
…………………………
…………
少女｢これで良かったのか？｣
？｢えぇ…いずれあの男は探偵社に必要なものとなるでしょう｣
少女｢ﾁｯ私に似合わねえ事云わせやがって…クソ師匠が｣
？｢ふふふ…｣
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十六夜狐(プロフ) - マジですか…直します！ 何話目か教えてくださいm(_ _)m (2018年9月6日 22時) (
レス) id: 986e5ac2b9 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 「こうあん」ではなく、「こうわん」では? (2018年9月6日 22時) (レス) id: a4c1fe7640 (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - 国木田さんとのデート!!楽しく、読ませていただいています。これからも、頑張ってください!! (2018年3月25日 17時) (レス) id: 94153de35f (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - 今回も素晴らしいお話で見習いたい位です!3日後の話が凄く気になります!頑張って下さい!!応援してます!! (2018年3月23日 12時) (レス) id: 94153de35f (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - 国木田さんの手帳が佐々木さんに見られてしまうシーンは、本当に好きです。これからも、頑張って下さい。応援、しています!! (2018年3月11日 22時) (レス) id: 94153de35f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜狐
| 作成日時：2018年3月5日 15時
