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優しい日光が教室に射し込む。
柔らかいその光は、まるで生徒たちを祝福しているかのようだ。
けれどまあ、実際は。
ここにいる生徒たちは、所謂補習組なのだが。
「ヒーロー科を
除籍されたらどうなるんですか！？」
「あっ、それそれ！
俺もスッゲー気になってた！！」
顔を付き合わせて、
仔犬の如くきゃんきゃん吠えるのは芦戸と上鳴。
補習にも飽きたらしい。
難問からの現実逃避にシャーペンを回すのにも飽きて、相澤に話しかけてきたようだ。
相澤としては、その気力を補習に回してほしいものなのだが。
「……よその学校に転入する羽目になる」
「えーっ！ 大変そう！！」
「仲間と離れたくねぇしなー！！」
至極当たり前のことを答えると、
二人はこの世の終わりとばかりにまた吠えた。
馬鹿の相手は疲れる。
眉間にシワを寄せた相澤はため息をつき、彼らの間違いばかりの答案を採点してやった。
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nawaka(プロフ) - こんばんは。ほほまるさんの文の書き方が秀逸で、展開もすごく気になります。設定も斬新で、数あるヒロアカ小説で一番好きです。更新頑張ってください！ (2018年2月16日 21時) (
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作者名：ほほまる | 作成日時：2017年12月7日 3時
