19話 ページ21
貴「ハッ、ハァッ……」
流石に道の駅からここまでの道のりを、ずっと走るのは疲れる…
加々見を追ってきたのは良いが、向かっていたのはどうやら加々見の実家だったらしい
表札には " 加々見 " と書かれている
息が切れて電話が出来そうになかったから、メッセージで志摩さんに加々見が実家に向かっていた事を知らせる
すると、 " すぐに合流する " と返信がきたため、 " 了解です " とだけ送り、私も加々見の実家に入った
加々見「…＿お父さんを怒らせたのは僕のせいです、ごめんなさい……あいつは一度も、一度だって謝らなかった……＿＿＿＿
あいつのせいだっ！！
こうなったのも全部、あいつのっ…それを教えてやるためにここに来た！」
家の中に入ってすぐに、加々見の声が聞こえてくる
自分の犯した罪を父親に知らせるため…
責任転嫁もいい所だ
加々見「どこだ…どこだっ！！」
途中、静かにではあるが志摩さん達が入ってきているのが分かった
伊吹「お父さん、死んじゃったんだって」
加々見「っ！？」
伊吹「2年前、交通事故だって
もうここには誰も住んでない…… 今朝、上司を刺し殺したのはお前か？」
伊吹さんに驚き、また逃げようとするが私がその退路を塞ぐ
志摩さんは私の反対側から姿を現した
志摩「…父親への当て付けで上司をころしたのか
そんな事のために自分の人生を棒にふったのか？」
加々見「違うっ！！
……僕はただ、許せなかっただけだ！
…始まりは、コイツの…コイツのっ、コイツッ、コイツ、コイツのっ！！！」
加々見はそのまま座り込み、ラウンドホームで盗んだであろう包丁で畳を何度も何度も刺し始めた
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ちゅん(プロフ) - はじめまして！作品読ませていただきました。すっごく面白かったです！続きはもう書かれないんですか？？更新楽しみに待ってます！ (2022年1月1日 18時) (
レス) @page11 id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
蒼華(プロフ) - ぽんさん» 教えて下さりありがとうございます！！これからは気をつけます！ (2020年10月7日 20時) (レス) id: 0d33117d3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼華 | 作成日時：2020年10月7日 16時
