検索窓
今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:9,443 hit

12話 ページ14

車を降りて行った志摩さんを、私は伊吹さんと一緒に車で見ている


すると、追いかけていた車の運転席の窓を軽く叩き、運転手である旦那さんと話し始めた


貴(何をするつもりだろう…)


志摩さんは、運転席の横から離れた後、後ろのバックドアを開け、何かをポケットから取り出した


貴「!」


チラッと見えたが、手に持っているのはメロンパン号の天井からぶら下がっている装飾品と同じ様な物と、ボイスレコーダーの様なだった


車の中の様子を見に行って、中の音声もこちらで聞ける様にしたのか……さすがだ


その後、また運転席の横に戻って何かを話し、軽く横目で後部座席を見た後こちらに戻ってきた


伊吹「どうだった?」


志摩「服装一致、凶器らしき物も握っているともみえた

  おそらく加々見だ」


伊吹「ほら見ろ〜」


…伊吹さんの勘が当たっていた事に驚いた


勘はいいのか、この人


志摩「車内にボイスレコーダーを置いてきた」


伊吹「ん?」


志摩「録音した音声を、Bluetoothでこっちに飛ばして同時に再生する」


伊吹「盗聴?やるねぇ〜違法捜査」


貴「違法ではありませんよ


  拉致かんきんが現在進行形で起きているなら、状況を把握するのに必要な処置となります」


志摩「…」


伊吹「そうなの?」


貴「はい」


まあ、実際に公安でも似たような事をした事はあるし、事件解決には必要な手段だ


志摩「被害者の安全が確保されるまで、このまま尾行、追跡」


伊吹「りょうかーい」


志摩「Bluetoothはクラス2だから10メートル以内でないと接続出来ない」


伊吹「は?もっと早く言えよ〜」


志摩さんが距離を一定間隔で保つように言った瞬間、伊吹さんがアクセルを踏もうとした


志摩「法定速度!」


伊吹「はいはい」


即座に法定速度を守るように言われているのを見て、帰りは運転を変わろうと思った←

13話→←11話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 5.5/10 (57 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
209人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちゅん(プロフ) - はじめまして!作品読ませていただきました。すっごく面白かったです!続きはもう書かれないんですか??更新楽しみに待ってます! (2022年1月1日 18時) (レス) @page11 id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
蒼華(プロフ) - ぽんさん» 教えて下さりありがとうございます!!これからは気をつけます! (2020年10月7日 20時) (レス) id: 0d33117d3a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:蒼華 | 作成日時:2020年10月7日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。