ひそひそ… ページ27
ひそひそ…ひそひそ…
…まぁ予想はしてたけど…
翌日の学校。
顔に大きなガーゼを貼って登校した私。
一回りくらい大きく腫れた頬を見て周りがヒソヒソ噂をしてる。
「はぁ…」
これじゃ勉強に集中なんてできないよ
雲「…なに、その頬」
「雲雀さん？どうしました？」
雲「聞いてるのは僕なんだけど」
「あ、すいません。この頬はディーノさんのやらかしですよ。昨日部下のいなかったディーノさんがムチを振るったら私にヒットして…はぁ」
雲「ふぅん。」
スタスタスタ
「？？どこ行くんです？」
雲「野暮用」
「？？」
え、結局なにしに来たんだろ？？
雲の守護者って納得な程フワフワと自由な人だなぁ。
山「あ！いた！！Aお前先に行ってたのかよ！」
「今度は武？どうしたの？」
山「一緒に登校しようと思ってたのにお前もういねーんだもんよ、声かけてくれよな。」
「え、いつも武より先に登校してるじゃない。どうしたのよ？」
山「いや…一緒に登校したかったんだ。明日は一緒に登校するから！先行くなよ？」
「珍しいね…起きれるなら待ってるよ。」
山「起きるって。そうだ、今日の帰り野球部寄ってかねぇか？一緒に帰ろうぜ！」
「…あのさ、変な食べ物でも食べた？」
山「は？」
「いや、なんだかベッタリだなって。何企んでるの？」
山「ギクッ」
やっぱり何か企んでる。
これは今回の条件に対する企みね？
もしかしてだけど…
「私の好物を献上してハードル下げてもらおうとか？」
山「ドキッ！」
「はぁ…私今日は図書館行くの。1人で帰って」
山「バレちったか…じゃぁさA、せめて勉強教えてくれよ。できる範囲でいいからさ」
「まぁそれくらいなら。いい…け、、ど。何してるのツナ」
ツ「あのぉ〜…お、俺も教えて欲しいなぁ〜…なんて。ははは…」
「はぁ。武とまとめてならいいよ。ウチにおいで、ディーノさんは置いて」
ツ「う、うん！ありがとうA！」
まぁ条件提示した側だからある程度は協力するけど。
クリア出来るのかなぁ。
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作者名：あつやき玉子 | 作成日時：2023年5月6日 14時
