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26話 ページ27

−鈴side−



ジ、ジジッ、ブツッ



『問題はなさそうだな』





半間が羽宮の家に行くっつったのも大方稀咲の指示だろ。


怪しい動きがねぇか、言動を確かめる為の。


案外誕生日とか祝うタイプなのかもしれねーけど。


聞いてる限り特に気になるような発言もなかったし母親も何も知らなそうだったな。


半間がちょいちょい失礼な態度取ってたけど。半間にしては大人しかった方か。


電話繋げるだけでも良かったけど怪しまれそうだし新しいヤツのテストもしたかったからいーや。


10月31日ハロウィン。


行事がある日は店が忙しくなるから嫌なんだけどな。仕方ねぇ。


パパッと潰して帰ろ。


羽宮は必要な犠牲だっただけ。よく知りもしねぇ奴がどうなろーが興味ねぇし。


問題は何らかのイレギュラーが起きて羽宮が死ななかった場合だな。


マイキーが殺らねぇと意味ねーしなぁ。


まぁ、稀咲の事だからそん時はまた次があるか。





父「鈴、はよ」


『とーちゃんおはよ。昼から出れそ?キツイならオレ出るけど』


父「あー、キチィかも。頼むわ。鈴の飯美味かった、ありがとな」


『ん。それより風呂入ってこいよ。お湯張ってるしまだ時間あるからゆっくりできるぜ』


父「オマエ、、良い息子だなぁホントに、、、育て方間違ってなかったわ(確信わ)」


『え、急に何。酒抜けきってねーの?風呂やめとくか?』


父「ンや、入る」


『水飲んでから入れよ、脱水なるから。12時までならオレ一人でも回せるし三田さんも復活させといて』


父「あいよ〜」





とーちゃんが上に行ったのを確認して外に出る。


今日は天気が良いからオレの"特等席"は気持ちがいい。


あったかくて、ポカポカする。


風呂もそうだけどオレはあったかい所が好きだな。


暑いとも熱いともちげーし、なんつったらいーかな。


太陽の光とか風呂とか、コタツん中もそうか。


毛布にくるまった時とかあったかいもん食った時もおんなじだな。


眠くなる。眠くて、イスに座ったまま寝てたことも何回もある。


その度にとーちゃんや常連さんが起こしてくれてたな。


中学に上がってからは流石になくなったけど。



prrrrrr.prrrrrr.prrrr『どーした。何かあったか?』



半間【なーんも?ネコちゃん何してっかなぁって♡】


『暇かよ。つーかまだ羽宮んトコいんの?』


半間【なんなら今隣にいる♡変わるかぁ?】


『いい。迷惑かけんなよ(オレに)』


半間【わぁってるよ〜♡】



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作者名:翡翠 | 作成日時:2021年8月6日 10時

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