48話 ページ49
−昴side−
場地｢大事な集会ぶち壊したオレは今度こそクビか？｣
マイキー｢場地｣
場地｢オレ、芭流覇羅に行くわ。問題児はいらねぇんだろ？マイキー｣
マイキー｢場地！！｣
場地｢辞めてやるよ。壱番隊隊長、場地圭介は本日をもって東卍の敵だ！！｣
どうして、なんで、場地、分かんねぇ、分かんねーよ。
何でお前が敵になる？何でお前が芭流覇羅に行くんだよ？
お前が何考えてんのか俺には分かんねぇ。だから、教えてくれよ。
『場地』
場地｢なんだ？俺は今東卍の敵だ、相手がお前だろうと容赦なく殴るぞ｣
『敵である前にお前は俺のダチだ。俺はお前の考えが分かんねー。今俺は東卍でお前は東卍の敵だ。でも、理解してやるよ。俺はお前のダチをやめた瞬間二度と名前を呼ばない』
場地｢ダチダチうるせぇんだよお前は。んなもん表だけだ。理解してやるって何様だ？ダチをやめる？勝手にしろ。次うぜぇ事ぬかしやがったら殴るゾ｣
『場地に東卍の奴らを傷付けさせねーから』
場地｢お前に何が出来んだよ。指でも舐めて大人しくしてろ｣
こんなに冷たい場地は初めてだな。喧嘩だってちょっとした言い合いだけでふざけ合いの延長みてーなもんだし。
場地に俺の言いたいことは伝わったかな。アイツ馬鹿だからな、もしかしたら伝わってねーかもな。
それでもいい。俺がいつもみたいに分かるまで何度も教えてやる。
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『場地と千冬には特別にオレの弱点を教えてやろう！！』
場地｢あ？｣
千冬｢うわ、昴の馬鹿な部分が出てきた｣
『うるせーなぁ、まずは聞けよ』
千冬｢どうせ晃だろーが｣
『は？晃は逆だわ。手出したらソイツ殺すし。オレの弱点はな〜ヒョロい所！』
場地｢ヒョロくても強ぇーくせに｣
『ヒョロいから先手を撃つんだよ。押さえ付けられてもぶっ飛ばすけど！抵抗出来ない状況になった時、こんな腕簡単に折れんだろ？』
千冬｢腕相撲しただけで折れそうだもんな｣
『否定はしねーけどさ。マジで折れそうだし。そうだな、オレをボコすのがお前らだったら死んじゃうかもな！』
場地｢は？お前そんな弱くねーだろ｣
『オレ、お前らのこと殴れねーもん。初めて信用出来たダチなんだよ。あ、お前らが喧嘩したら命張って止めてやるよ！』
場地｢ありえねー妄想してんじゃねぇよ｣
千冬｢俺らが喧嘩するわけないだろ｣
『ふざけてねーからな！？オレ本気だからな！！』
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作者名：翡翠 | 作成日時：2021年1月7日 16時
