14話 ページ15
−昴side−
『君の髪色良いね、カッコイイ』
敦｢は、え、ありがとう？？｣
『うん。それと、右手のヤツ危ないからしまった方がいいよ』
敦｢っ！｣
『ボロボロのあの子、友達？』
敦｢あぁ、｣
『君は仲間想いの良い子だね』
敦｢アンタ、誰？溝中のやつに何か恨みでもあったのか？｣
『雨宮昴、弟がやられたからお礼しにきただけだよ』
囲んでいたヤツらはテキトーに躱して赤髪の子の隣で見学。
この髪色カッコイイなホントに。この子にめっちゃ似合ってる。
あ、ボロボロの子踏ん張ってるなぁ。
敦｢もう引けよ武道！！十分気合いみせたよ！！｣
『！武道、あの子武道か』
武道｢引けねぇんだよ！！引けねぇ理由が、あるんだよ！！｣
『おー、カッコイイ』
武道｢東京卍會、キヨマサ。勝つには俺を殺すしかねぇぞ。ぜってぇ負けねえ！｣
キヨマサ｢バット持ってこい！！上等だ！！殺してやるよ｣
『お前はカッコ悪いな』
キヨマサ｢ぁ"あ"！？｣
武道｢！？｣
『ホント、クソダサいよ』
ドゴッ！！
キヨマサ｢ガッ、、！？｣
あ、やっちゃっちゃ☆
勢いで鳩尾いれちゃったよ、汚ね〜。
何が面白いんだろ、こんなんやって。
タイマンに得物使おうとするとかプライドねーのかコイツは。
それに比べて武道は本当にカッコイイ。
『武道』
武道｢うぇ、は、はい！｣
『昔は金髪だったんだ？』
武道｢へ？、、、あ、その目、もしかして昴くん！？｣
『うん』
キヨマサ｢オ"ラ"ァッ！！｣
武道｢昴くん！！｣
パシッ
『え、なに？蹴られ足んねーの？』
後ろから殴りかかってくるとか本当に、、、えぇ？？プライドなし男くんですか？？
このまま手首へし折ってやろうか。
今武道と話してんじゃん、邪魔すんなよ。
武道と番号交換しないと。過去でも連絡取りあえるのは都合が良い。
キヨマサ｢早くバット持ってこい！！お前から殺してやるよ！！｣
ドラケン｢おい、キヨマサぁ｣
キヨマサ｢ぁ"あ"！？｣
ドラケン｢客が引いてんぞ。ムキになってんじゃねーよ、主催がよォ｣
マイキー｢ねぇねぇ、ケンチン｣
ドラケン｢あぁ？こういうとこでそのあだ名呼ぶんじゃねーよ｣
マイキー｢どら焼きなくなっちゃった〜｣
バッ
｢お疲れ様です！！総長！！｣
『総長、、、』
この子が東京卍會のトップ、"佐野万次郎"。
上手いこと接触出来たな。
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作者名：翡翠 | 作成日時：2021年1月7日 16時
