【プロセカ】このステージで輝きを！［2］ (ページ8)

今日:18 hit、昨日:2 hit、合計:12,125 hit

7話ページ8

その時違う教室から声が聞こえてきた。

生徒「東雲〜3時からはお前が当番だから、忘れんなよ〜」

彰人「あぁ、時間になったら戻る。じゃあ、任せたぞ」

瑞希はハッとして顔をあげた。

瑞希「....東雲？東雲ってもしかして.....」

A『...東雲？知り合いなの？』

瑞希「ちょっと...」

瑞希はそう言うと声の方へ歩き出した。

彰人「待たせたな、冬弥」

冬弥「いや、俺も来たばかりだ。彰人のクラスは...お化け屋敷だったか」

彰人「あぁ。オレは受け付けだけだけどな。冬弥のとこはたしか...」

冬弥「わたあめ屋さんだ。ファンシーなわたあめを売っているんだが、作ってみると、これがなかなか面白い」

彰人「そういや前に写真見せて貰ったな。しかし、ファンシーね....お前が作ってるところ想像できねぇな」

冬弥「あ...そういえば、彰人。見たい催しがあるんだが、よければ一緒に見ないか？」

彰人「見たい催し？なんだ？」

瑞希「(東雲で、彰人...ってことは...違ってるかもだけど、話しかけちゃおっと！なんとなく似てる雰囲気あるし！)」

なにを思ったのか瑞希は東雲彰人と呼ばれた男の子に話しかけにいった。

瑞希「ねぇねぇ、そこのキミ」

彰人「ん？」

A『(...話しかけに行っちゃった...！？)』

瑞希「もしかしてキミって─絵名の弟の、東雲彰人くんじゃない？」

彰人「え？絵名はたしかに姉だけど...」

瑞希「ホントに！？ビンゴ〜！弟くんも神高だったんだね〜！」

瑞希の知り合いの人の弟、らしい。東雲彰人くん。

瑞希「しかも、あのお化け屋敷のクラスの子ってことは、僕と同じ学年だよね！」

A『(...じゃあ、1年生か...)』

瑞希は東雲くんに話しかけ続けている。

瑞希「同い年なんて知らなかったなー。絵名ってば教えてくれれば良かったのに！」

彰人「それで、君は一体....？」

瑞希「あ、ボクは１年A組の暁山瑞希！絵名とは...まぁ、それなりに深い仲って感じ？あ、隣のキミは？」

冬弥「１年B組の青柳冬弥だ」

A『草薙さんと同じクラスね』

冬弥「あぁ。それで、キミは？」

青柳くんに名前を聞かれ私は１年A組の柊Aです。と頭をさげた。

瑞希「じゃあ、弟くんに冬弥くんだね！ふたりとも、よろしく〜！ところで弟くん、今日って絵名は来てないの？」

彰人「弟くん....はぁ....姉貴がどうしてるかだなんて知らねぇよ。いつも通りまだ家で寝てるんじゃねぇか」

東雲くんはそう言うと、また、弟くん...と呟いた。