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19話 ページ38

ミク「うん!寧々ちゃんが元気になってくれて、ミクもすっごく嬉しいよ〜っ♪」

寧々「…ありがとう、ふたりとも。ミク、このあいだは誘ってくれたのに、断っちゃってごめんね。それであの…前に言ってたクリスマスショー、わたしも一緒にやっていいかな?」

ミク「えっ?」

急な寧々の言葉にミクちゃんは目を丸くした。

寧々「今のわたしの歌を、みんなに─ミク達にも聴いてもらいたくって」

ミク「もちろんっ!みんなでショーしようっ♪司くん達も一緒に!」

私達は笑顔で頷くと一人一人セカイへと入っていった。


─ワンダーランドのセカイ─
KAITO「ああレン、そのオーナメントをここにつけてくれるかい?それで飾りは終わりだよ。足場が悪いから気をつけてね」

レン「オッケー!よいしょっと……うわっ!」

KAITO「あ、レン!危ない!」

レン「あいたた……あれ?痛くない?」

MEIKO「もう、レンったら気をつけなきゃ。私が支えなかったらケガしてたわよ?」

レン「ありがとうメイコ!助かったよ!」

MEIKO「どういたしまして!」

レン「ほら、ちょうど飾り付けも終わったところだよ!」

MEIKO「ふふっ。やっぱりステージの上にドーンとツリーを置いたのは大正解ね!見た目がパーッと華やかになるもの!」

KAITO「ハハ、メイコが来てくれたから、ここはもっと賑やかになりそうだね」

MEIKO「じゃあ早速クリスマスショーをやらない?みんなも来てくれたから!」

私達はメイコさんの後ろからゆっくりと顔をのぞかせた。

KAITO「あぁ、よかった。今日はみんな来てくれたんだね」

A『カイトさん久しぶりだね!』

KAITO「そうだね!来てくれて嬉しいよ」

カイトさんは私を見つめながら微笑んだ。

類「見たところもう、ショーの準備はほとんどできているみたいだね」

レン「うん、バッチリ!いつでもはじめられるよ!」

寧々「あ、あの…それなんだけど…。そ、その…」

MEIKO「みんな!寧々ちゃんも一緒に歌っていいかしら?」

KAITO「え?」

寧々「わ、わたし、ちゃんと歌えるようになったから、みんなに聴いてもらいたくて…!」

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作者名:ゆう | 作成日時:2022年1月13日 18時

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