8話 ページ27
寧々「そ、そいつがバカなのはしょうがないけど、『ままごとみたいなショー』なんて言われる筋合いない.......アンタみたいなヤツには、ぜ、絶対、負けない』
櫻子「...ふん。それだけ言うなら、次のショーで見せてもらおうじゃない」
キャスト「あ、青龍院さん!そろそろ休憩終わりますよ!」
櫻子「それじゃあね、ワンダーステージの皆さん。大口叩いただけのものは、見せてもらおうじゃない」
櫻子さんはそれだけ言うと立ち去っていった。
寧々「.........」
─ワンダーステージ
司「─と、いうわけでだ!我々ワンダーランズ×ショウタイムのショーで、フェニックスステージを打ち負かすぞ!」
類「おやおや。目的が変わってしまっているよ、司くん。僕達はみんなを笑顔にするためにショーをするんだ。そこを忘れてはいけないよ」
A『そうだよーっ。イライラする気持ちもわかるけど、目的からそれるのはだめだよ』
えむ「イライラプンプンしちゃダメっ!」
えむちゃんは手をじたばたさせながら司くんに話している。
司「む....むぅ。たしかにそうだな。そこは頭を冷やさなければならん。」
類「うん、それがいいと思うよ。司くんだけじゃなく....寧々もね」
寧々「うん...」
類「しかしびっくりしたな。人見知りな寧々が、あんな風に怒るなんて」
A『私も寧々ちゃん怒るなんて思ってなかったしびっくりした』
寧々ちゃんはだって...と私と類くんを交互に見つめた。
寧々「わたし達のショーのこと、バカにしたから」
類「フフ、そうだね。それは僕も許せないな。だからこの屈辱は、素晴らしいショーをすることで晴らそうじゃないか」
えむ「ショーだショーだ!類くんの言う通りっ!」
A『それ、そうだそうだとショーをかけてたり...する?』
えむ「ショーだよっ!」
A『なにそれっ』
私は思わず吹き出してしまう。寧々ちゃんもふふっと微笑み、
寧々「そんなの自慢気に言わないでよね」
とニコッと笑った。
司「よし!それじゃあ気分を入れ替えて、練習を始めるぞ!!」
えむ「お〜っ!」
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作者名:ゆう | 作成日時:2022年1月13日 18時