1話 ページ20
─フェニックスワンダーランド
─ワンダーステージ
司「─と、いうわけでだ!現在、我々ワンダーランズ×ショウタイムはフェニックス☆ショーコンテストにおいて、第3位についている。ステージの規模とメンバーの数からいえばまずまずの結果だ。だが!ここで満足する我々ではない!1位2位を軽々と超える素晴らしいショーを作り、テレビCM出演へ─そして世界へ羽ばたこうではないか!!」
寧々「はいはい。次のショーの話、進めていい?」
A『司くん相変わらず元気だね〜...さて、次の話に進もっか』
司「くっ...相変わらずノリの悪いヤツめ...」
司くんはそう言いながら顔をしかめた。
今私達ワンダーランズ×ショウタイムはさっき司くんが騒いだ(?)通り、ショーコンテストで3位の位置にいる。1位2位には私達よりも規模もメンバーも大きいユニットがランクインしていた。
えむ「.......」
類「おや、えむくんまでどうしたんだい?何か考え事かな?」
えむ「えっ?あ、うん!今度のショー、どんなのがいいかな〜って考えてたんだ!次はどんなショーにする?あたし、パーってしてキラキラーってするショーがいいなー!」
えむちゃんの言葉に類くんもニコニコしながら
類「そうだねえ。衝撃的で眩惑的なショーにしたいねえ」
とえむちゃんに返事をした。
司「お前ら、そんなぼんやりとしたイメージを語っている場合か」
A『まずえむちゃんの言葉を類くんが解読してることにつっこんでほしいんだけど?』
寧々「司にそんな高度なこと求めてもきっと無理」
司「なんだと!!お前ら、ほんとにわかっているか?2位のステージとの点差はわずかだが、1位のステージ.....フェニックスステージとの票差はかなり開いてしまっているんだぞ」
司くんの言葉にえむちゃんはそうなの?と紙を忙しく開いた。
えむ「わ!ほんとだ!倍くらい差がついちゃってるー!」
寧々「前のショーのおかげで評判はいいみたいだけど......1位を狙うなら、かなり巻き返さないとね」
A『たしかにそうだね...評判がいいってことが唯一の救い...かな』
司「そのとおり。つまりのんきにパーだのキラキラーだのとぬかしているヒマはない!確実に、かつどのショーよりも観客を喜ばせることのできる、素晴らしいアイディアを考えねばならんのだ!」
司くんはぎゅっと右手を握りながら声をあげた。
更新遅れてしまってすいません😭😭
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作者名:ゆう | 作成日時:2022年1月13日 18時