検索窓
今日:13 hit、昨日:2 hit、合計:12,120 hit

11話 ページ12

冬弥「その言葉に、俺は背中を押してもらえた。そしてそのおかげで俺は、クラシックをやめて、彰人と出会うことができた。あの時の司先輩の言葉がなかったら、今の俺はいない。だから、司先輩は、俺を変えてくれた...恩人なんだ」

彰人「それなら、オレも感謝しねぇとな」

A『天馬くんがそんなことを...やっぱりいいとこもあるんだね』

私の言葉に青柳くんは何度か頷いてくれた。

瑞希(...変えてくれた、恩人、か。ボクも、いろいろ助けられたっけ)





冬弥「そうだ、司先輩に劇の感想を伝えないと....」

瑞希「あ、じゃあ教室入ってみる?ちょうど片付けも終わったみたいだし、会えるんじゃない?」

冬弥「あぁ、そうだな」




司「じゃあ、あとのことはよろしく頼んだぞ!オレは次に行かねばならん!」

司のクラスメイト「オッケー。お疲れ天馬くん」

冬弥「あ、司先輩...!」

青柳くんの言葉に天馬くんは振り返り私達の方へ歩いてきた。

司「おお、冬弥!よく来てくれたな!」

冬弥「さっきの劇、とても良かったです。特に─」

A『(...セリフがはきはきしてたのは良かったかな...笑)』

司「あ、すまん!急ぎの用事があるから、話はまたあとでだ!じゃあな!」

天馬くんはそれだけ言うと走って言ってしまった。

A『行っちゃった...急ぎの用事って...』

冬弥「劇の感想をしっかり伝えたかったんだが....」

青柳くんは少し悲しそうな顔をしている。すると青柳くんはそうだ!電話を!と言いながら電話をかけはじめたが、留守電になっていたらしく、しょんぼりとスマホをしまった。

彰人「まぁ、校内ウロついて探してみればいいんじゃねぇか。あんなにうるせえんだし、すぐ見つかるだろ」

A『いたるところから声聞こえてきたりするからね...ははは...』

冬弥「そうだな、すまない彰人。助かる」

青柳くんの言葉に東雲くんは少し微笑んだ。

A『私も同じショーメンバーとして感想を伝えたいんだよね...とりあえずどこから探そうか...手当り次第当たってく?』

瑞希「じゃあ─ボクも手伝おっか?」

瑞希は私や東雲くん達を見つめた。

冬弥「え?だが、暁山にそこまでしてもらうのは...」

瑞希「あはは、気にしないで。他にもいろいろまわろうと思ってたから、そのついでだよ〜」

瑞希はそう言いながらケラケラ笑った。

瑞希「それに、一緒に劇を見ようって誘ってもらえて、嬉しかったからさ。そのお礼だと思ってよ!」

12話→←10話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
127人がお気に入り
設定タグ:プロセカ , ワンダショ , 女主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆう | 作成日時:2022年1月13日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。