０舎看守【ナンバカ】 (ページ41)

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第サンジュウキュウ話ページ41

『流石に…もう居ないよな』

《ちょっと疲れたなぁ、…ていうかさっき手からでたものはなんだったんだ…》

『…とりあえずキジたちの所に行くか』
〈先ほどキジたちが向かった場所に走って行き〉

六力「…！Aさん！」

『ぉ、六力。起きたんだな』

六力「はい」

ツイス「！Aさん！無事だったんですね！」

イヴ「よかった、！」

『俺を甘く見られたら困るぞ～』

ウノ「いや、でもさっきすっげぇ悲鳴聞こえたぞ？？」

『あ、あぁ……それは気にすんな』

ウノ「そんな言われ方するとめっちゃ気になるんだけど！！？」

　

九力「おいお前、Aさんに向かってその口の利き方はなんだ!」

『良いって笑、それよりキジは？』

九力「キジさんならここを僕たちに任せて猿鬼さんのところに…」

八力「双六主任と主任も先程向かわれました」

『なるほどなぁ、……15番は？』
〈檻の中を見渡した後ウノを見て〉

ウノ「アイツならハジメの後を追って走って行ったぞ」

『…ったく、…仕方ないな。お前らここから絶対出んなよ？いいな？？』

ウノ「まず、でれねぇよ！！」

『それじゃあ六力、九力、八力！ここ任せるからなー！』
〈小さく手を振り走って行って〉

八力,九力,六力「「「はい！」」」

ｶﾞｷｲｨｨﾝ

キジ「ちょっと！？なんなよのこれ！？身動き取れないじゃない！！」

法子「ごめんなさい。少しだけ大人しくしていてください……！…この気配、…近づいてくる」

猿鬼「俺と話をつけるだと？」

猿門「そうだ、俺は兄貴とちゃんと話をしたい。兄貴が今何と戦ってるのか俺は知りたいんだ」

猿鬼「お前がそれを知ったところで無駄なことだ。何故なら、もう終わることだ」

ﾊﾞｯ

猿門「！！なっ、！」

猿鬼「……」

《俺には時間がない、俺のなかに巣くう化け物が動き出す前にヤツを殺さねばならない。

ここにあの検体がある限り奴らの組織の動きは止まりはしない

今俺がすべき事は奴らの目的の芽を潰すこと
それがこの世で『人殺し』だと言われようとも

俺はその全てを背負う覚悟はもうできている
後悔はない》

ﾄﾞｶﾞｧﾝ

ｸﾞｸﾞｸﾞ

法子「……！」
《…来た、……けれどもう一つのこの感じは》

『……』
〈キジと四桜を見て〉
《こいつら何してんだ》

猿鬼「…お前か、…」

ｼｭｯ

　