０舎看守【ナンバカ】 (ページ33)

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第サンジュウイチ話　刑務官会議ページ33

数日後

百子「これから刑務官会議を始める。
わざわざすまないな、現場の最終確認や問題事項がないか再度確認したいと思い開かせてもらった。

そして前々から言っていたがこの度私は警視庁本部より緊急収集がかかり
私も出席するようにと総監直々に連絡が入った

本日この会議の後私はここを離れる
ただ何分会議の内容は極秘であり内容は本部で詳しく話すとのことだ。

詳しい時間や日数を使うかは私も分からないため
いつここに戻ってこれるかもまだ分からないのだ」

キジ「極秘の緊急会議だなんていったい何についてなんですか？
看守長が呼ばれるということはここも関係さているということですよね？」

百子「たしかにこの刑務所が無関係と言うことはないだろう。
だが会議の内容の中心がそれということが確定しているわけではない。
もしかしたら更に重要な内容なのもしれぬ」

四桜「警視総監から直々に連絡が入ったならば余程重要な事件や問題が起きているとしか考えられません。

我々にも内容を隠すというのは一体どういうことなのでしょうか」

百子「分からない。ただ総監から持ってきて欲しいと言われたものがあり、それはある囚人たちの資料データだった。

囚人番号『15番』

囚人番号『634番』

そして

囚人番号『0番』

その3人のデータが必要だそうだ」

『……』

猫「はいはーい！0番は知らないけど後の2人のことなら知ってまーす！
だって大会の時凄かったんですもん！
前の会議の時も映像見させてもらいしたけどぉ
僕はっきり覚えてまぁす！

『炎』を操る囚人と『武器化』する囚人。
やっぱ総監もきににゃったんですよ！
だってあんにゃの普通ありえないですもん。」

猿門「おい猫、てめぇ何軽々しく看守長にくちきいてんだ。「主任代理」のくせにしゃしゃってんじゃねぇぞ。
少しは自分たちの立場考えやがれ！」

猫「はぁーい…、以後気をつけます猿門先輩」

《なにもそこまで怒らなくても…》

南波刑務所
第二舎担当副主任看守
二舞下猫

兎万兎「まーた怒られてやんのタマオ。おめぇいちいちしゃべりすぎなんだよ。」

猫「うるさいなぁ、それとその呼びかた止めてよ。てゆうか兎万兎だって興味もってたじゃん」

兎万兎「まぁな、おい双六ぅ、いつになったら俺の舎に15番連れてきてくれんだよ。
あいつの『枷』にはすげー興味あんだよ。早く俺にいじらせろよ」

南波刑務所
第一舎担当主任看守部長
一条兎万兎