五人家族の毎日ﾊﾟｰﾄ6 (ページ14)

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254話…Ｍside ページ14

この間,俺が知らない母さんのﾚｼﾋﾟがある事がわかったから松兄が知ってたら教えて貰おうと駄目なら婆さんに教えて貰おうとまずは松兄宅へ
潤｢松兄お願いがあるんだけど｣
昌宏｢お願い?何だ?｣
潤｢この間のﾚｼﾋﾟ以外に松兄が知ってる母さんのﾚｼﾋﾟあったら教えて欲しい｣
そう言うと松兄は俺の頭を撫でﾎﾟﾝﾎﾟﾝとし
昌宏｢急にどうした?わかった教えてやるが,奥様と言うより大奥様のﾚｼﾋﾟだけどな、俺が知ってるのは｣
潤｢昔,母さん,婆さんに教わったて言った｣
昌宏｢そっか,何から教えれる?でもこの前,潤が作った飯食ったけど,奥様の味に似てたぞ｣
潤｢本当に!でもまだまだ,知らない母さんのﾚｼﾋﾟあるから,俺｣
松兄は暫し考え込み何か思い出したのか天使のﾊﾟﾝ屋に行きﾊﾟﾝを持ち戻りｷｯﾁﾝに立ち手招きし俺は隣に立つ
潤｢松兄ﾊﾟﾝで何作る?｣
昌宏｢唯一,奥様に教わったﾚｼﾋﾟ,ﾊﾟﾝ粥｣
潤｢ﾊﾟﾝ粥?離乳食のｲﾒｰｼﾞ｣
昌宏｢離乳食としても食うけど赤ん坊以外だって食って良いだぞ｣
｢確かにそうだね,教えて｣と言い材料,分量をﾒﾓして作り方を見る
潤｢ﾊﾟﾝ粥かぁ,ﾊﾟﾝなら常にあるしね,でも何で松兄は知ってたの?｣
昌宏｢まだ和と潤が小学生の頃かな,奥様が風邪引いて2人も体調崩してて大奥様も風邪引いてて看病出来ないから俺が来てその時に奥様に教わった｣
潤｢えっ!松兄は此処に来て初めてじゃなんだ?2人の看病するのって｣
昌宏｢いや,看病したのは親父達,俺は奥様に作り方教わってﾊﾟﾝ粥作っただけ｣
そんな話をしてる間にﾊﾟﾝ粥が完成｡看病しなかった理由を聞いたら松兄は夏休みで一時帰宅してて,また戻るから泊まり込めないから,ﾊﾟﾝ粥だけ作って帰ったんだって話してくれた,自身も具合悪くても体調崩している2人の為にお粥を作りたい母さんの手伝いをしたのだと,でその時に覚えたのだと
潤｢父さんはﾊﾟﾝ屋を営業してたから看病は松岡のおじさんとﾒｲﾄﾞさんがしてくれたって事かぁ｣
昌宏｢そうなる,確か菜緒はﾍﾞﾃﾗﾝのﾒｲﾄﾞさんと一緒に看病してたなぁ｣
潤｢その頃からもう付き合ってたの?松兄と菜緒姉って｣
昌宏｢俺は海外生活だったからお前らの事とか2人の体調の事とか近況は手紙とかで知らせてくれてだけどな,菜緒が｣
松兄は執事のｲﾛﾊを学んだのに俺達は誰も爺さんの後を継がないから執事としての仕事はないから申し訳なく思ってたら
昌宏が｢俺も菜緒もこの関係制好きだよ｣と言い笑って俺の頭を撫でた