5[プレゼント]☆ ページ8
「…あ、鬱だ。」
私が適当に店内を回っていると、アクセサリーコーナーで何かを見ている鬱を見つけた。
他に目についたものもなく、ショッピングを楽しむ派ではない私は鬱に話しかけることにした。
「おーい、何してんの？」
ut「え、あ、サキ？どしたん？まだ見てきてええんやで？」
「いや、特に惹かれるものはなかったし…。というかアクセサリー彼女に送るん？お金足りるん？めっちゃおるやろ？」
ut「いやそんなに居らんわ！あと彼女やないし…。お金も持ってきてます〜。」
「へ〜。」
じゃあ20人くらいかな？←
てか彼女じゃないんだったら誰なんやろ。
メイドさんとか？ありそーう。←
「それじゃ、暇だしなんか見てくるわ。」
ut「そうして〜。」
「はーい。」
そうして私と鬱は別れ、また店内を回ることにした。
でもまあ特に欲しいのもないかな…。
そうだ、プレゼントでも買うか。
誰にしよっかな〜…。
いつも迷惑かけてたし、ショッピ君にしよっかな。
何贈ろっかな〜。ぬいぐるみ？ハンカチ？
ハンカチにしよ。紫色とかあるかな。
「あ、あった。」
ハンカチ売ってるところ発見！
紫色あるかな〜…。
お、あった！
紫色…綺麗だしいいんじゃねこれ。
これ買お〜！！
「おーい鬱〜」
買うものも決まり、鬱のところへと向かう。
…と思ったが、鬱はレジで何かを購入しているようだ。
そしてすぐこっちへと向かってくる。
ut「どしたん？サキ。」
「いや、買いたいの決まったからさ…。」
ut「そうなん？それじゃ買ってきてええで。それ何円？」
「えーっと…。300円くらい？」
ut「おけ、はい。」
私が値段を伝えると、鬱は私にお金を渡す。
あ、私が行くんやね。
そう思いながらレジへ並ぶ。
「300円になります。」
鬱から渡されたお金を出す。
ラッピング〜…とかはいっか。
「ありがとうございました！」
ut「ちゃんと買えたか？」
「流石に買えますー。」
どれだけ私のこと舐めとんねんこいつ。
購入くらいできるわ。
ut「それじゃ、別のとこ行こか！」
「はいはい…。」
私は鬱に引っ張られて、別の店へと向かうのだった。
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作者名：すいーとぴー。&七味 | 作成日時：2021年2月23日 16時
