夜と二人と星 ページ18
アンク「…いや、何でもない」
と言って月を見上げた
何でもないこと 無いでしょ?
だからって、聞いたとして私がその"なんでもないこと"が分かるわけでもない気がするから
確信するまで……言ってくれるまで
待とう
A「アンクはどうしてここへ来たの?」
アンク「映司に言われた」
A「そっか」
アンク「フンッ 言ったのは映司だが言うことを聞いたわけじゃないからな」
A「うん」
月を見ながらアンクに耳を傾けた
アンク「来たかった」
A「うん。知ってる」
アンク「なっ?!?」
A「冗談」
アンク:Aはずっと月を見て聞いてたのにいきなりこっち向いて笑われると…もう心かき回される…
アンク「そう言えば、最近怖い夢見てねぇか?」
A「怖い夢??」
アンク「それも忘れてたんだな…(汗)」
A「ごめんごめん!w覚えてるよ」
アンク「こんの野郎!!!」
A「ごめんねw」
アンク「それ、どんな夢なんだ?」
A「大切だった人が居なくなったり、私が捨てられたり…色々」
アンク「それじゃあ…俺と…手を繋いだ日の夢は…」
て、俺何言って?!?
A「ん?何か言った?」
アンク「いや、何でもない」
アンク:危ねぇ…Aにその記憶はない可能性の方が高いんだ
A「アンク」
アンク「あ?」
A「星…綺麗」
アンク「フンッ そうだな」
A「馬鹿にしてないで、上ちゃんとみて」
アンク「お、おい!(照) ひっぱるなって…!」
A「そういう可愛い反応しないで!空!上…!」
アンク:あの時と重なって…どんどん欲望に満ちていくなぁ…俺
早く記憶が戻ればいい、なんてな。
A「星掴めそう」
アンク「馬鹿か?」
A「そういう話だよ…!もう!!」
アンク「はいはい」
A「見てろよ!アンク!!今あの光を取るから!!」
アンク「おいこら!走んな!!転けるぞ!」
A「大丈夫、大丈夫」
アンク:そんな事言ってるから…
A「ってうわぁっ!!!!!?」
アンク:転けんだよw
アンク「だから言ったんだ」
A「面目ないw今のは私のミス〜ごめんw」
アンク:ったく
アンク「ほら」
A「あら優しい」
アンク「うるさい、早く掴まんねぇと手ぇ貸さないぞ…!!」
A「ごめんごめんw」
そしてアンクの手を掴んだ
??
変な感じ…
私
この手…知ってる…
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uyumi - あ!?やっとみつけてくれたぁ!!ごめんなさいまた、あそこ行ってたから…返事まっとるよ!! (2018年8月25日 16時) (レス) id: 4743d0b2fd (このIDを非表示/違反報告)
れー - 最高です!いい話でした! (2017年12月12日 17時) (レス) id: fcb4901dde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みや | 作成日時:2017年8月29日 23時