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第五話 ページ6

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なんだかんだミステリーコースターに着き、待ち時間にホームズの凄いところを蘭に説明する俺。

まぁ、蘭は呆れてるのかジト目で見てくるけど……




貴方「そんでホームズの凄いところはなー…

初めて助手のワトソンに会ったのに、拍手しただけで彼が軍医でアフガンに行ってた事を見抜いてしまったんだ」



「こんな風にね!」…と言いながら、ある女性の手を突然握りながら、その女性に"体操部に入ってる"かを聞く。

すると彼女は驚いた顔をした。



「ど、どうしてそれを…!?」

貴方「手のマメですよ。
指にあれだけマメができるのは、鉄棒をやってる人くらいですから……

───なーんてね♪」

蘭「え?」

貴方「ホントは見ちまったんだよ。

彼女のスカートが風でめくれた時に、段違い平行棒経験者の足の付け根にできる独特のアザをね」



ウィンクをした後に「探偵はどんな時も観察を怠らないのさ♪」と言うと、その女性は頬を赤くしてスカートを整えた。



蘭「なによ、偉そーに。
握手する前から分かってたなんてインチキよ」



ふんっとそっぽを向く蘭に、謝ろうとした瞬間……後ろから怒鳴り声が聞こえてきた。



岸田「おいコラ!俺のダチにちょっかい出してんじゃねぇーぞ!!」

貴方「うぉ……お、お友達でしたか……。
なんなら列かわってあげましょーか?」

ひとみ「い、いいわよ。
2人の邪魔しちゃ悪いし…」

蘭「邪魔……?」



蘭が不思議に思いながら後ろをむくと、タイミングよくその男の人と女の人が熱烈なキスをしてた。

そのシーンに、俺と蘭は顔を少し赤く染める。



貴方「(うひゃ〜、コッチが恥ずかしいな……)」

蘭「あ、つ、次私たちだよ!
行こ、A…!」

貴方「あっ、おう…」



少し頬を赤く染めながら俺の腕を引っ張る蘭。

うーん、少し蘭の好感度を上げすぎた気がするな……、なんて思いながら、ジェットコースターに乗り込む。


───と、その時。



「オラどけ!俺達が先だ!!」

「うわっ…!」


貴方「……ッ!!」



────黒ずくめの男……ジンとウォッカだ。

あまり見すぎると怪しまれる……、そう思った俺は、またシナリオ通りに蘭にホームズの話をした。

すると蘭は突然、では無いが大声で怒鳴った。



蘭「もうっ!!ホームズだのコナン・ドイルだの!いい加減にしてよこの推理オタク!!」

貴方「うっ……」



怒らせるためとはいえ、こりゃちょっとキツいなぁ……ははっ

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ユキ(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます⊂('ω'⊂ )))Σ≡ (2020年6月12日 19時) (レス) id: 26cdda3c8d (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2020年6月12日 18時) (レス) id: 161c6e3e4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユキ | 作成日時:2020年6月11日 19時

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