気まぐれな魔法使い【そらる】

甘やかしてあげたい続き ページ14

そらるSideM





リビングに着いても、グズグズと泣いている




あー、今日は俺が食べさせようかな




ご飯をよそってくるからちょっと待っててといい、ソファーに座らせてキッチンへと向かうと、後からてくてくとついてくるA






なんだろ...天使だよね？




うん。





そ「どーしたの？座ってていいのに」



というと"んーん！"と首を横に振る



その度に綺麗な髪がなびくからつい見とれてしまう



「そりゃる？」




そ「...え？なに？」



「ご飯食べないの？」



そ「食べる食べるw先にそこのソファーに座ってて、今もってくから」



「ん！」



返事をした時にはもう笑っていて、パタパタとソファーに戻っていった









そ「はい、じゃあ食べよっか」



「美味しそうだね？」


そ「まぁ、見た目はwじゃあA、膝においで」


「へ？」



そ「食べさせてあげる」





一瞬フリーズしたあと、また笑って俺の膝に乗る


なんか、耳が生えてても違和感がなさそう...なんて思いながらAに食べさせる




そ「美味しい？」


「うん！そらるすごい！」


そ「そっか、そっかwじゃあ、もう一口、はい。あーん」



「あーん...美味しい...そらるは？そらるは食べないの？」



そ「食べるよー？」


「じゃあ、私が食べさせてあげる！」



そ「え、ありがとw」



「うん！じゃあ、はい！あーん？」



膝に乗ったまま向かい合う形で食べさせてくれるA、うん。



生きててよかった((




でも、大体こんな幸せの時にうるさいやつがくる









ま「そらるさーん！！」


さ「お邪魔ー！！」

う「ちょっ、ふたりとも」




ほら、来た






あぁ...俺の幸せな時間が...

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