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柴「 え、まじ？ 」
今まで私に背を向けていたのにくるりと振り返って目を丸くして聞いてきた。嘘とはいえ柴田には関係無いし前言撤回する程でもないから短く うん、とだけ返した。
柴「 俺の知ってる人？」
『 …教えないよ 』
そっか、それだけ言うと柴田はまた机の方を向いて勉強し始めた。特に会話もせず柴田は勉強して、私はスマホを弄ってた。気付いたら寝落ちしていて私の体には乱雑に毛布がかけられていた。
登校中、私達は昨日みたいに一言も話さなかった。後ろからぐいっと肩を引っ張られて見ると、としみつがすぐ近くにいた。
と「 はよ 」
眠そうに欠伸をしながら挨拶してくる。
『 おはよう、寝不足？』
「 モンハンやってたらオールしてた 」
『 えっ、私もモンハンやってる！』
「 まじ！女子でやっとんの珍しいな 」
そうかな、と思いつつ柴田の方を見るとどこかを見ていて目に光が宿っていなかった。少し怖くて目をそらす。
『 し、柴田もやってるよね 』
と「 へーそうなん、」
柴「 うん 」
会話は特に続かず気まずい空気が流れる。あれ、なんかこの二人ってこんなピリピリしてたっけ、？
途中で小�膨鼎�んにも会い、気まずい雰囲気は無くなった。
授業は文化祭前だから短く、放課後になっても柴田とは何故かギスギスしたままで、帰りに謝ろうと思った。しかし、タイミングは悪く劇の準備をするから文化祭まで帰れないらしい。私もお化け屋敷の準備をするためとしみつと作業した。
と「 A、文化祭まで帰り一人なん？」
『 そうだよ 』
と「 一緒に帰らん？」
り「 としみつやるぅ〜！」
会話を聞いてたのか黙っていたとしみつが話しかけてきた。りょうくんが途中で冷やかしているのをとしみつが優しく叩いていた。
『 うん、いいよ笑 』
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作者名：*ふらん* | 作成日時：2021年3月29日 2時
