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中国へ来て1ヶ月半。



撮影は押していてここ毎日撮影が続いていた。



今日も朝からみっちり撮影の予定だが、今は待機中で次の撮影に向けて台本を確認していた。



するとその時



マネージャー「吉沢さん、奥様から連絡が入ってます」



そう言って携帯を渡された。



確認してみるとAからラインが送られていて、内容は璃子が高熱で寝込んでいるという内容だった。



しかも、送られてきた時間を見ると昨日の夜。



吉沢「マネージャーちょっと席外すわ」



と、そう告げて俺はAに電話をかけた。




prrrrrrrrrr



暫く着信音が続き中々出ない事を心配していると



A「ゴホッゴホッ…もしもし…」



と、すごく掠れた声で電話に出たA。



Aも風邪なのか…?



そう思って尋ねてみると、璃子の風邪がうつったみたいだった。



吉沢「大丈夫?じゃないよな…」



A「心配かけてごめん…ゴホッゴホッ…。璃子は熱も下がって元気出てきたから安心して?」



吉沢「そっか…よかった。」



Aの話す声はとても小さくて微かに震えてる気がした。



もしかして…泣いてるのか…?



俺は心配になり確認しようと



吉沢「A…もしかして泣い…」



と、言いかけたところで



A「亮君…」



そう俺の名前を呼ぶA。



吉沢「どうした?」



A「会いたい…グスン…」



吉沢「……」




俺は必死に頭をフル回転させた。



明日以降も撮影は押すだろう。



毎日その日の撮影状況でスケジュールは変わってる。



今日このまま順調にいけば明日は夜遅くまで俺の撮影はないはずだ。



色々考えながらAの事も考えていると



A「ごめん…弱音吐いただけ。今日休んだら大丈夫だから…ゴホッゴホッ…」



そう言われて俺は一つのことを決心した。




吉沢「Aもう少しだけ待ってろ」



そう告げて俺は携帯を切り、マネージャーの元へ走った。

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設定タグ:吉沢亮 , 北村匠海 , 山田裕貴   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:AI | 作成日時:2023年7月7日 13時

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