episode123 ページ33
横浜第7埠頭。
カツカツカツ…
私の歩く靴の音が響く中、天竺の隊員達は私の姿を見てクスクス笑っている。
天竺「オイオイ…東卍は女1人しかこねぇのかよ〜」
天竺「フッ余裕じゃねぇか」
天竺「俺らと遊ぼうぜ〜東卍の姫さん」
天竺「アハハハ」
そんな声に見向きもせず私が向かっているのは、1番奥に見える黒川イザナのいる場所。
黒川「オォ〜Aちゃん‼︎俺に会いに来てくれたんだ〜嬉しいよ」
A「…」
私の姿が見えた瞬間、そう言いながら駆け寄り私の肩を抱く黒川イザナ。
黒川「でもさ…1人ってどういう風の吹き回し?」
耳元でそう囁く声に私は反吐が出そうになった。
A「あなた達は私のお父様の指示で動いてるでしょ?」
稀咲「‼︎」
黒川「なるほどね…」
A「父に会わせて」
私のその言葉に反応した稀咲とイザナ。
その事でこの2人が父と直接関わっている事が分かり、2人の返事を待っていると
黒川「稀咲‼︎あの方をお呼びしろ。そしてAちゃんを奥の部屋へ」
稀咲「分かった」
と、私は建物の1番奥にある整理された綺麗な部屋へ案内された。
それから1時間も経たないうちに車の音がし、ガチャっという音で扉が開いた。
稀咲「お疲れ様です‼︎」
黒川「お疲れ様です‼︎」
黒田「ご苦労」
2人は深々と頭を下げ、それに対し父は一言そう告げた。
そして目の前の椅子に座り私達親子は久々の対面となったのだ。
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作者名:AI | 作成日時:2023年5月6日 18時