episode103 ページ13
エマ「それからちょっとして、私が道場で組手の練習してたらマイキーが来てこう言ったの。『今日から俺マイキーになる‼︎兄貴の俺がマイキーだったら、一緒だからエマって名前変じゃねぇだろ？これからはずっとマイキーだ。エマ』って…。すっごく嬉しくて涙が出ちゃったけど、ママの事を思った時と違う涙だったの。それまでママに捨てられて寂しいって毎日思っていたけど、それ以来寂しいって思った事は一度もなかったよ」
A「グスン…」
エマ「ちょっと〜A〜泣かないで？」
A「だって…エマの事思ったら涙が…」
涙を流す私を見て笑顔で慰めてくれるエマは本当に強いんだなって…
ちゃんと乗り越えて今を生きてるんだなって思えた。
そして、私自身の事も2人にちゃんと話したいと決心が着き、
A「ごめん、取り乱しちゃったけど…私も2人に話しておきたい事がある」
と告げて、私の両親の事や今起きている事を話し始めた。
話せば話すほど2人の表情が強張っていくのが分かった。
怖いって思うだろうし、その怖ささえ想像がつかないだろう…
ずっと黙ってた事への罪悪感と今後巻き込んでしまうかもしれない事への不安を口にすればするほど、2人は抱きしめてくれて…
2人の心の優しさに救われながら最後まで話す事が出来た。
A「エマ…圭ちゃんの事助けられなくてごめん…。」
エマ「Aは悪くない‼︎場地は自分で自分の未来を決めたんだよ？誰のせいでもないよ？」
A「うん…ありがとう。ヒナちゃん…変な事伝えるね？12年後の事だけど…」
と、私がヒナちゃんに未来の危険を伝えようとした時
ヒナ「私死ぬんでしょ？」
エマ「えっ‼︎」
A「どうしてそれを？」
思わぬ返答が返ってきた。
ヒナちゃんは武道君が話していた未来を知っていたのだ。
ヒナ「この前私がいるのを知らないで武道君が話してた。私を救う為にタイムリープしてるって…」
エマ「そっか〜タケミッチ漢だね〜」
A「私もその話武道君から聞いたの。それでねずっと考えてたんだけど…私東卍抜けようと思う。そして父の元へ行こうと思ってる…」
ヒナ「Aちゃん…」
A「あ、今すぐってわけじゃないよ？もしまた誰かに危険が迫ってきた時はそうしようと思う…。もう誰も失いたくないし傷ついて欲しくない…。東京卍會もエマもヒナちゃんも今育ててくれる家族もみんな私の幸せなの。」
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作者名：AI | 作成日時：2023年5月6日 18時
