海が拾ってきたのは小さな女の子

少女35 ページ35

(走り込み中)




郁：「俺はいつも公園まで走ってるけど途中で疲れたら言ってね」






貴：「うん！走るの好き！」




ダダダダダダダダ





郁：「アハハ、そんなに飛ばすとつかれちゃうよー？」





？？：「あれ？神無月？」






郁：「え？」





？？：「あー！やっぱり神無月だ！俺だよ俺、覚えてないか？陸上大会で隣走った！まぁ、話したのはちょっとだったから覚えてなくてもおかしくはないんだが……」





郁：「ああ！えーっと山田さん！お久しぶりです！」





モブ：「そうそう！山田だよ！覚えてたかー！久しぶりな！走り込み？」





郁：「あ、はい！あの時はどうも。毎日ちょっと走ってるだけですけどね、」




モブ：「そっかーここ走ってるんだなー
そういやさっき隣走ってた小さいのは妹か？」





郁：「あーまぁそんな感じですね、って…あれ？A？」






モブ：「もしかしてお前呼び止めたせいではぐれたか？すまん！」





郁：「すみません！俺ちょっと探してきます！」





モブ：「お、おう！あ！俺も見つけたら連絡すっ………俺お前の番号知らねぇんだけど！っておーーーい神無月！……聞こえてねぇなアイツ(汗)」



タタタタタタ


郁：「AーAー！


どうしよう…Aになにかあったら……」





(公園の前)






子供の声：「キャー」






郁：「！！A！！


Aー！A！いる？」







子供の声：「やめてってばー！」





郁：「！！おい！Aに何してっ……え？」





貴：「キャーくすぐったいよーやめてってばー」





犬：「ワン！(ぺろぺろ)」





郁：「い、犬……？」




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