海が拾ってきたのは小さな女の子

少女27 ページ27

郁side





今朝おきたらいつも朝イチに会う海さんがいなかったから珍しく思った






リビングにいくと寝過したらしい海さん、と、背中にぐっすり眠っているAちゃんがいた





海さんが隼さんと涙を起こしに行くそうで俺がAちゃんを預かる






抱き上げた瞬間に思った

軽！？え、小さいにしても軽くない？


するとAちゃんが寝ぼけたのか俺の
服を掴んできた


………可愛い
海さんが可愛がるのも分かるなぁ(笑)




リビングにあるソファー腰を下ろし膝にAちゃんの頭をのせる





髪を撫でてあげると少し微笑み頬を擦り寄せてくる




するとヤマトがよってきてAの懐に入り寝始めAも一緒になって丸まってる。





陽：「この子さ、こんなに今警戒心も持たずに寝てるけど捨てられてたようには見えないよな」



陽が隣に座って話しかけてきた




郁：「陽、うん、確かにそれは俺も思うかな。そういう子って人間不信だったりするイメージの方が強いかも」





陽：「こんな小さいのにな…」


陽が頭を撫でているとAちゃんが目を覚ました



貴：「……ん、…か、い？」






海さんを探してキョロキョロしだす






貴：「お兄ちゃん、海は？海いない……」





海さんがいないと不安そうに部屋の中を探しだす





郁：「海さんなら涙と隼さんを起こしに行っただけだからすぐに戻ってくるよ」




声をかけるが聞こえてないのか泣きそうな顔をして探し続ける



今にも泣きだしそうなAを見て
キッチンで支度をしていた夜さんが動いた

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