二色 ページ2
「....」
本来ならば
彼の背の高さ的に黒板は見えないはずだけど、
机の上で寝ていてくれているので
とか黒板は見えてる。
(...ずっと寝とけ)
そんなことクソみたいなことを思いながら
カリカリとシャーペンを走らせる
っていうか...
私が小学生の時、
一応この辺住んでたけど...
(小五まではイケブクロ在住)
全然知ってる人がいない...
っていうか、覚えていない。
まぁ、私のこと知ってる人がいれば適当に合わせておけばいっか...
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
休み時間。
私の経験じゃ一応休み時間に
声をかけにくる子が居るはずなんだけど....
目の前のヤンキーくんが怖くて来れないのか、
誰も寄ってこない。
(...んだよ。)
目の前の山田とかいう奴に腹が立っていると、
急にガタッと椅子を鳴らして、山田が立った。
(そのままどっかいけ、そして永久に帰ってくんな。)
そして、山田は何を思ったか
私の方をくるっと向いた。
え、何怖いとかそんな恐怖を
私は少しばかり抱いた。
二「おい、放課後、教室に残っとけよ。」
「え...?」
そして教室の外に行って他のクラスのヤンキーの所へ向かった。
「...」
クラスの人にAさん大丈夫?
などと心配されるが、
全く大丈夫ではない。
「やば....」
私はみんなに聞こえない声でポツリと呟いた。
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作者名:幻想曲の演奏 | 作成日時:2018年12月9日 21時