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___ぱこーーっ



「もうひとつあった」


「…おう。」


カップケーキを口に運ぼうとした光の顔面にまたなにかが直撃した。


『これは…!?』




"かもめ商店街主催"


""第57回 夏祭り"





[一緒に行きませんか?]


[ねね]




お祭りへのお誘いだった。




そしてトイレ掃除となり…


「俺地縛霊だよ?外行けないよ?」


花子さんが駄々こねまくりで八尋先輩が困ってます…。

祭りは当然学校の外であるわけで、学校の地縛霊の花子さんは行けないのだ。



「あ!ここでやってる夏祭りに行けばいーんだよ。」


「は?」


学校でお祭り?



「7月7日夜明けの晩にミカサ階段集合ね!」


『え、眠い…「集合!!」…。』


まぁ楽しそうだから行ってみよう!!



そして7月7日…


私たちはミカサ階段に集まっていた。

楽しみ!

楽しみだけど…眠い…。



「おい、A…大丈夫か?」


『…うん…、眠い…。』


「起きてよマナベ!せっかくのお祭りだよ?」


『眠い…』


光と花子さんの声も遠くで聞こえる…気がする。


「ほら、A。支度するわよ。」


『ヤコさん…なに、するの?』


「支度よ支度。…可愛くしてあのガキ落としてきなさい。」


『!?///』


ヤコさんの言葉で一気に脳に酸素が周り、眠気が吹っ飛んだ。


「Aちゃん?行こう!」


『…はい!』


八尋先輩は何時でもどこでも可愛い。



「すごーいっ!この浴衣とってもかわいい!」


『八尋先輩が尊すぎて…もう、無理かも…』←


今は光と花子さんと別れて浴衣に着替えていた。

八尋先輩が可愛いし綺麗だし…

尊すぎる!!


「ほらしっかりしなさい、A。次はあんたよ。」


『はーい。』


「きゃー!Aちゃん、似合う!可愛い!」


私が浴衣に腕を通すと八尋先輩は褒めてくれた。


『うっ、キツ…』


「我慢しなさい。今だけだから。」


これじゃかき氷も食べられないよ。←





「さ、行くわよ小娘たち!」


『え、』


「浴衣の意味…」


ヤコさんは綺麗な浴衣だったのにキツネの姿に戻ってしまった。

まぁ、ヤコさんがいいならいいんだけどね…?


「花子くん、光くん!お待たせ!」


『遅くなってすいません。』


私はヤコさんを抱え、花子さんと光の元に歩いた。


「どうかな、浴衣。」


『…変じゃ、ない?』


「「……」」


2人とも黙っちゃった…。

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作者名:ななサマ | 作成日時:2024年3月15日 21時

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