五十八, ページ12
土方が去った後も霧瀬は長い間縁側に座ってじっとしていた
沖田「そんなところにいたらまた体調くずすぜィ」
霧瀬が振り返ると腕組みをしながら見下ろす沖田の姿があった
霧瀬は立ち上がり沖田の方を向き直すと真剣な目で言った
霧瀬「この間はごめんなさい」
ぺこりと小さく頭を下げる霧瀬を、沖田は数秒みつめると
沖田「別に気にしてやせん」
と小さく言って顔を背けた
そして霧瀬をちらりと見ると目を見開いた
沖田「…え、おまえ」
霧瀬は肩を震わせ、口に手をあてて笑っていた
霧瀬「ごめん、なんか可笑しくて…」
沖田は安堵のため息をついた後、霧瀬を抱きしめた
霧瀬は一瞬驚いて身動ぎしたが、すぐに沖田の腕の中におさまった
そしてしばらく二人はそのまま動かずにいた
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優奈(プロフ) - 累さん» コメントありがとうございます!全て読んで頂けただなんて感激です。これからもよろしくお願いします (2020年6月14日 21時) (レス) id: 29f34bbc47 (このIDを非表示/違反報告)
累(プロフ) - 作品すべて読ませて頂きました。凄く引き込まれてしまいました。次回作も楽しみにしています。 (2020年6月14日 10時) (レス) id: 755be2d6bc (このIDを非表示/違反報告)
優奈(プロフ) - コメントありがとうございます!止まっていた手が動き出しました笑 (2020年3月7日 5時) (レス) id: 29f34bbc47 (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - 次の展開が楽しみ!!このお話大好きです! (2020年2月26日 2時) (レス) id: f18a62c7db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優奈 | 作成日時:2019年8月21日 4時