四十五, ページ48
嘉六「やっと効いてきたみたいだなぁ霧瀬、俺の真の目的は霧瀬が苦しんで死ぬのを見たかっただけだ、だがお前らが想像よりはやく来ちまってトドメをさせなかったんだよ」
沖田「てんめぇなにしやがった」
沖田は嘉六を睨みつけた
嘉六「なぁに、手拭いにちょいと毒を仕込んでおいただけさ、解毒剤はねぇよ、だが安心しな、三日間、これを乗り切れば助かるぜ、まぁほとんどの場合が死んじまうのがおちだがな」
嘉六は気味の悪い笑みを浮かべて言った
嘉六「そういえば霧瀬ぇ、あのとき母親を殺した感覚はどうだった?」
思い出したように笑う嘉六を霧瀬は睨みつけた
そして今にも殴り掛かりそうな沖田の肩を土方は掴むと
隊士らはすぐに嘉六を外に連れ出した
怒りで肩を震わせる沖田だったが霧瀬の荒い呼吸を聞いて我に返った
霧瀬「ハァ…仙華は…?ハァハァ」
土方「あいつは無事だ、もう喋るな」
山崎「もうすぐ医者が来ます!」
山崎はそう言って部屋に入ってくると沖田に洗面所から取ってきたタオルを手渡した
沖田はそれを受け取ると霧瀬の冷や汗を拭いた
霧瀬「ハァ…ハァふ…うっ」
土方「吐くか?」
霧瀬が口を手で抑えたのに気づいて土方は聞いた
沖田はすぐに山崎からもう一枚タオルを受け取ると霧瀬の口元にあてがった
霧瀬「ハァうっ…ハァハァ」
なかなか吐けない霧瀬をみて土方は背を強くさすった
霧瀬「…う、ケホケホッ」
そして沖田の持っていたタオルが若干重みをました
医者がたどり着いた頃には霧瀬はぐったりとして沖田にもたれかかっていた
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優奈(プロフ) - 嬉しいコメントありがとうございます!これからも頑張りますので引き続き読んでくださると嬉しいです! (2019年8月31日 23時) (レス) id: 29f34bbc47 (このIDを非表示/違反報告)
あこや - わからない言葉とか意味もかいてくれててすごく読みやすいです!しかも面白い!応援してます! (2019年8月30日 23時) (レス) id: f395ea8d26 (このIDを非表示/違反報告)
優奈(プロフ) - ありがとうございます!めちゃくちゃ頑張れます!! (2019年7月21日 0時) (レス) id: 29f34bbc47 (このIDを非表示/違反報告)
歌波 - すばらしい。コレからも気張りや〜、応援しとるで〜 (2019年7月20日 20時) (レス) id: b72e644e8b (このIDを非表示/違反報告)
優奈(プロフ) - ありがとうございます!更新頑張りますので引き続き見ていただけると嬉しいです! (2019年7月20日 1時) (レス) id: 29f34bbc47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優奈 | 作成日時:2019年7月16日 2時