【銀魂】花魁は悲しさに

四十三, ページ46

案外すんなりと開いたドアに気づいた男が殴りかかってきた


だが、当然適うはずもなく入口にいた男はすぐに倒れ込んだ




男「なんだてめぇら？」



気づいた奥の男たちが続けて襲いかかってきた

二人は刀を抜き次々と男らを倒していった




奥へ入ると広い部屋の片隅のベッドに縛られた霧瀬の姿があった

しかし、その顔は心ここに在らずといった感じだった





土方「てめぇが嘉六か」




嘉六「おや？ご存知とはありがたい。


やれ」



嘉六は笑みを浮かべ男に命令するとすぐに男らは襲いかかってきた




沖田ですらも手こずるレベルの男たちに二人は驚いていた



ひとりの男が沖田の刀を弾き飛ばした、

その瞬間丸腰になった沖田に男が襲いかかるが土方がギリギリでそれを食い止めた



土方「油断するな」



沖田は舌打ちをして刀を拾い上げると男をすべて倒し切った




嘉六「おみごと」




笑顔で拍手をする嘉六に二人は刀を構え警戒する、だが、二人の想像とは裏腹に嘉六は手を上げて降参の姿勢をみせた



土方「どういうつもりだ？」




土方がゆっくり口を開いたとき、外が騒がしくなり隊士らが駆けこんできた





そして隊士らは嘉六を床に押さえつけた

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