九, ページ11
夜。菊華楼へ霧瀬は出向く
近藤と山崎も合流して4人は菊華楼へはいった
どうやらここで客に呼び出されるまで居るらしい
高級遊女ともなると手を出せる人は限られ、
さらにそれを、霧瀬の方から断ることも可能だった
山崎「立派な建物ですね」
近藤「なにせ吉原最大の楼だからな」
禿「霧瀬姐さん、お箏がうまく弾けんのです」
近藤らが声の方を見ると
1人の禿が霧瀬に話しかけていた
霧瀬「....弾いてみて」
霧瀬がいうと禿は頷き、弾き始めた
時折変に響く音が気になったが、禿は1曲を弾き終えた
霧瀬「音をよく聞いて」
霧瀬に言われ禿は何度も同じところをやり直すが一向に良くならない
霧瀬「力..入れすぎちゃだめ」
霧瀬は書物を書く手をとめ、
ゆっくりと禿に近づいた
山崎がゴクリと喉を鳴らす
その時、霧瀬は禿の横に座り
静かに箏を弾き始めた
時間が止まったような感覚
惚れ惚れするような美しい音色
それは菊華楼の前を通った人でさえも立ち止まるほどのものだった
雑音がなくすっと胸に入ってくる感覚は沖田の心にも響いた
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優奈(プロフ) - 嬉しいコメントありがとうございます!これからも頑張りますので引き続き読んでくださると嬉しいです! (2019年8月31日 23時) (レス) id: 29f34bbc47 (このIDを非表示/違反報告)
あこや - わからない言葉とか意味もかいてくれててすごく読みやすいです!しかも面白い!応援してます! (2019年8月30日 23時) (レス) id: f395ea8d26 (このIDを非表示/違反報告)
優奈(プロフ) - ありがとうございます!めちゃくちゃ頑張れます!! (2019年7月21日 0時) (レス) id: 29f34bbc47 (このIDを非表示/違反報告)
歌波 - すばらしい。コレからも気張りや〜、応援しとるで〜 (2019年7月20日 20時) (レス) id: b72e644e8b (このIDを非表示/違反報告)
優奈(プロフ) - ありがとうございます!更新頑張りますので引き続き見ていただけると嬉しいです! (2019年7月20日 1時) (レス) id: 29f34bbc47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優奈 | 作成日時:2019年7月16日 2時