【銀魂】花魁は悲しさに

二十二， ページ24

山崎を吉原の大門まで送り、茶屋に戻ると
土方と沖田は部屋には行かずそのまま日輪の元へ向かった



日輪「どうしたんだい？」


日輪は手を止めこちらをみた




土方「この前の話、詳しく聞かせてもらおうと思ってな」





日輪「霧瀬の父親かい？」



日輪の問いに2人は頷いた




土方「なんで父親が狙ってると思ったんだ？」



日輪「それはねぇ。毎日手紙が届くからさ、
霧瀬には見せてないんだけどねぇ
そこの引き出しを開けてくれるかい？」



日輪の指差す方をみて沖田はその引き出しを開けた




中には大量の手紙が綺麗に並んでおり、沖田はそれらを取り出した



日輪「そいつを呼んでみたらわかるさ」




日輪が言うので2人は手紙を手に取り読み始めた




それらには「霧瀬をかえせ」「霧瀬は渡さない」
「返さなければ遊女を殺す」 「稼いだ金を全部寄越せ」などが書かれていた



日輪「手紙の端には全部、拇印が押されているだろう、それは霧瀬が売られてきた時の資料に押されていたものと同じ拇印だったからね、父親に間違いないのさ」






日輪の言葉に2人は顔を見合わせた


2人は礼を言うと直ぐに部屋に戻った

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