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金曜日 ページ18

「えっとよろしくお願いします…」

蘭 んー。よろしくAちゃん♡


蘭はゆっくりとAに近づきお姫様抱っこをする。しかしすっかりもうこの待遇に慣れてしまったAは特に何も反応せずにされるがまま連れていかれた。


蘭 昼は出前取ろうかと思ったけどなぜか竜胆が"俺が作る!!"って張り切ってつくちまって…一緒に食べような?

「へぇ、竜胆さんって料理上手なんですね。カッコいい」


Aがカッコいいと言うとあからさまにイラついた顔を見せ


蘭 何ー?蘭ちゃんが目の前にいるのに他の男の話すんなよ…


「え?何故?」


蘭 蘭ちゃんよりいい男なんかいねぇだろぉ?竜胆でもさぁ


「確かに蘭さんもかっこいいですけど…」


蘭 蘭さんじゃなくて、蘭ちゃんがいい♡

と、「蘭ちゃんと呼べー」スリスリしながらAの頰に自身の頰をすり寄せる。その、動物みたいな行動や言動に戸惑いながらもAは


「……蘭ちゃん?」

と呼ぶ。


蘭 んぅ?なーに?

「なんか猫みたいだなぁって…思ってしまって」

蘭 そうか?Aちゃんと俺もっと仲良くなりたい。だから敬語外そ?

「え…分かr…分かった。蘭ちゃん。」

蘭 よーし!初めるぞー


蘭とリハビリを始めてから数時間後


蘭 はーい。リハビリ終わり!

「え?でも、終了時間まではあともう少しあるけど…」


蘭 だってAとお話したいからねー♡


「蘭ちゃん私と何を話すの?」

蘭 てきと〜


「適当って…う〜ん」

蘭 じゃあ蘭ちゃんと大人♡な会話する?


「はぁっ////」


と妖艶な笑みを見せる蘭。「だってAこういうの何にもわかんなさそうだもん」と言う蘭。馬鹿にされたと思ったAは少し怒ったようになめないで!!と言いながら蘭に詰め寄る。

蘭 え?

蘭と予想とは違う言動をするAに少し戸惑う。




「だって蘭ちゃんが私のこと子供!って馬鹿にするから!私も大人って事見せなきゃ!!」


そう言いながらさらに蘭に詰め寄る。


蘭 ああ、いや、もう分かったから!だから離れて!じゃないと、この姿を他の奴に見られたらてんて特に首領と竜胆…!


蘭が焦りながらも一生懸命に自分の首にしがみつく細く華奢な手を傷つけないよう優しく解こうとする。誰も来ませんように…!という蘭の願いも虚しく

ガチャ


と部屋の扉が開く音が聞こえた。

二人がドアの方を見るとそこには

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作者名:曼珠沙華 | 作成日時:2021年9月11日 21時

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