私のお友達 (ページ11)

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リハビリ開始ページ11

全員解散した後三途は一人ソファに座っていた。マイキーをあそこまで動かす人間は幹部でもいないため、Aに対して何とも言えない感情があった。マイキー本人から幼馴染と言っていた為三途も認めていた。幹部メンバーはAを守り、そして"監視"しなくてはならない。Aが傷ついたり逃げたりし無いように。三途はAを守る事にした。しかし、それはマイキーの為。マイキーがいらないと言えば一番に殺すだろう。

春千代そろそろ行くか…

きだるそうにソファを立ちAのいる寝室へ向かう。あれから30分は経った為Aも落ち着いているだろうと思いドアを開ける。そこには自力で立とうとしているAがいた。

春千代んな、な、何してんだよ！！危ねぇぞ！

言っている間にコケそうになるA。三途は急いで走りAを支える。沈黙が続く。Aは迷惑を掛けてしまった事と怒っているように見える三途で言葉が出なくなっていた。

「あ、あの…すみません…私昔は結構運動神経いいから行けるかな～って…」

春千代言い訳なんざ求めてねぇよ。

「ですよね。すみません。」

春千代 …はぁ。いいか？これから俺たちが一人で歩けると判断しない限り一人で歩くなよ。リハビリも駄目だ。いいな？

「はい…」

Aは太陽の光を失ったひまわりのようにしおらしく返事をした。充分Aが反省したと思った三途はAに分ったなら良いと伝えてそのまま車椅子に乗せリハビリ室に連れて行く。

春千代これから水曜日以外はリハビリを受けてもらう。毎回側にいる奴は違うがお前には危害を加えないから安心しろ。

「はい！！」

春千代元気良いな。よし始めるぞ。

「よろしくお願いします！三途さん！」