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『7寮って、他はなんて名前の寮なんですか?』


「ハーツラビュル寮、サバナクロー寮、
オクタヴィネル寮、スカラビア寮、
ポムフィオーレ寮、イグニハイド寮、ディアソムニア寮だ。」

「それぞれ、赤、黄、紫、臙脂、紺、青、緑が寮のカラーになってる。」




無理だ。絶対覚えられん。
帰ったらサムさんに貰ったノートに書き留めておこう。




「シシシッ。どーせ直ぐに覚えられるッスよ。」


『エスパー...?』


「今声に出てただろうが。」



嘘じゃん。(本当です)

まぁいいや。それより、もう1つ気になる事がある。



『魔法って、どんなの使えるんですか?』



ちょっと興奮気味になってしまった。
でも、今1番興味がある話だ。



「シシシッ興味深々、って感じッスね。」


「此奴にとって魔法ってのはフィクションなんだろ。」



嘲笑うように言う彼にまた苛立ってくる。



「んな怒んなっての。おら、コレが“魔法"だぜ。」



彼が得意気な顔をして宝石のついたペンをひと振り。
すると、私の体が宙に浮いた。



『ギャアアァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!』


「体の力抜いて楽になった方がいいッスよ〜。」



ギュッと目を閉じていると、ラギーくんが呑気に声を掛けてくる。

言う通りにすると、植物園が見渡せて楽しい。
でも高くて怖いわ。足場も手を置くとこも無い。



『あ、彼処に川っぽいのある。』



周りを見ているとゆっくりと降下して行った。
扱いが雑なのか優しいのかよく分からん...



『急に浮かさないで下さいよ!怖いじゃないですか!』


「そう言う割に随分と楽しんでたみたいだけどな。」


『そうですけど...。』

『まぁ、ありがとうございました。
次やる時は事前に言っておいて下さいね!』


「めんどk」


「あっ!!!」



叫ばないでくれラギー氏。



「もうちょっとで予鈴なっちゃうじゃないスか!」


『え?やばいじゃないですか。2人とも授業ですよね?』


「俺は寝る。」


「だめっス!!じゃあまた!」



2人(レオナさんは引っ張られながら)は凄い勢いで行ってしまった。

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夏美(プロフ) - 碌無者さん» あっ、そうなんですね!馬鹿丸出しでお恥ずかしい……。すぐ直します! (2021年5月1日 8時) (レス) id: 585ae669d5 (このIDを非表示/違反報告)
夏美(プロフ) - 面影草さん» ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!ありがとうございます! (2021年5月1日 8時) (レス) id: 585ae669d5 (このIDを非表示/違反報告)
碌無者(プロフ) - 苗字のことを言いたいならファーストネームではなくファミリーネームですね! 大変楽しく読ませて頂いてます、ありがとうございます!! (2021年4月22日 14時) (レス) id: 0a4b7a6801 (このIDを非表示/違反報告)
面影草(プロフ) - デイヴィスがデイビスになってますよ(コソッ 素敵な話なので続編も読ませていただきます (2021年4月19日 13時) (レス) id: ad0305c35a (このIDを非表示/違反報告)
夏美(プロフ) - どんさん» わかりました!下手くそな自作絵になるかもですが今度載せますね。 (2021年4月3日 13時) (レス) id: 585ae669d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏実 | 作成日時:2021年3月20日 7時

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